観・環・感

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女性天皇、女系天皇

2006年02月19日 | 日記
今日、初めて私と舛添要一氏の意見が同じであった。
読売テレビ、やしきたかじんの「たかじんのそこまで言って委員会」という番組で女性天皇、女系天皇を認めるかの否かの問題である。他のすべてのゲストが認めない中、彼1人がこれを認めた。
男系、女系天皇の違いなどがよく分かるページは、
女系天皇Wikipedia
天皇制そのものの議論は別にして、側室を持てとか、皇族を復活せよというのは、おかしい。一夫一婦性、人権、男女平等いうのは表向きだけのことか、日本人は本音と建前の区別をするといわれているが、これが一番分かりやすい例である。
反対の根拠は、愛子様自身は男系天皇だが、愛子様と結婚される皇族はほぼいないと予想される。このため、愛子様が天皇となり民間の男性と結婚した場合、その子が天皇になった場合、男子、女子にかかわらず、母が天皇ということになり、女系天皇となるからとしている。
(もっとも、現在の皇室典範は女子の皇位継承を認めていない)
女系天皇に反対する理由としては、世界にも例のない男系125代、連綿と続いた天皇制を守るためということに集約される。
これら反対のバックボーンは、大日本帝国憲法や皇室典範制定に大きく関わった井上毅の主張である。
現代の言葉に代えてある他の記事を引用させてもらうと”「女性天皇の皇子は女性天皇の夫の名字を継ぐことになる。ということは、天皇家じたいがこれまでの家からその夫の家へと変更されることになる。古代から絶えてこなかった現在の天皇家の血筋がいとも容易に他の血筋に変更されることはおかしい。」”
天皇に名字などないし、おかしい主張だ。また、Y染色体のことを持ち出す評論家もいるが、的はずれである。
世の中には子どものできない夫婦もいるし、男の子のいない夫婦もいる。「男子を生まなければ一人前でない」と言っているような主張は、封建時代ならともかく民主社会の今では認められない。
ところで、女性は、この改正案に賛成かと思えば、反対の女性も多い。これでは、女性の地位や働く環境は少しも良くならず、少子社会が続くの当然だ。