観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ヒヨドリと桜

2007年04月10日 | 野鳥
写真の鳥は普通のヒヨドリと思うが、光線の具合で体下面が茶褐色に見えるので、タイワンヒヨドリ(本物は見たことはないが)のようにも見える。桜の蜜を吸っているのでクチバシが花粉だらけになっている。
ヒヨドリは普段、木の実を主に食べているが、繁殖期は果実に加え昆虫類も多く採
餌している。糖分が好きでツバキやサクラなどの花の蜜をよく吸っている。また、ミカンやリンゴなどの半切りを木の枝に刺しておくとすぐにやって来る。また、スズメ目(ウィキペディアによると、鳥類の分類の一つで、世界中に広く分布している人間にとって最もなじみの深いグループ。9千種とも1万種ともいわれる現存する鳥類の約半分にあたる5300~5500種がスズメ目に含まれる)としては、大きな鳥なので他の鳥が食べているとすぐに追い出す。
「ヒヨドリの文化大革命」と題したwebページを読むと、ヒヨドリは今から20年ほど前までは、山林で繁植し、晩秋に平野部にやってくる漂鳥だったらしい。それが、今では全国どこでも一年中生息する留鳥となったのが多いらしい。その要因は冬野菜の栽培が盛んになったせいではないかというような書いていた。
実際、キャベツなどの野菜をよく啄んだりするので嫌われている。