観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

9日飲まず食わず

2008年10月24日 | 野鳥
写真は、過去に撮ったオオソリハシシギ
今日の徳島新聞夕刊にオオソリハシシギが、1万キロを9日間飲まず食わずで旅をしたという記事が載っていた。
記事によると、アラスカを2007年8月末に飛び立ったオオソリハシシギのメスがニュージーランドまで約11,680kmを9日間飛び続けた。
この記録は、これまでに論文発表された最長記録、ホウロクシギのオーストラリアから中国まで約6,500kmを軽く上回っている。
オオソリハシシギに付けられた小型発信機の記録では、別のメス4羽がニューカレドニアなどまで1万km以上を無着陸飛行をしている、
なお、メスに比べ体が小さいオスの最長は約7,390kmだったそうだ。
この間、飲んだり食べたりの形跡は全くないというが、太平洋の一気横断は、確かに日本などを中継する東南アジアルートに比べ、餌場での病気感染や外敵の危険が
少ないのが利点である。しかし、飲まず食わずも命がけだろう。
どちらのリスクを選択するかだが、シギも鳥インフルエンザの予防対策をしているのだろうか。