観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

グーグルとスマートグリッド

2009年11月13日 | 日記
先月末NHKスペシャル「自動車革命」を見て驚いた。
GOOGLEはITの世界だけでなく、電力業界でもNo.1になるのか。
今、アメリカでは政府が主導し、電気自動車とITを組み合わせた新たな産業を興そうとしている。中心的な役割を担うのは、巨大IT企業のグーグルだ。
各家庭の屋根に設置されたソーラー発電と電気自動車の蓄電池を繋ぐのだ。そして地域の全家庭で余剰電力を融通しあうことになる。この電力調整はグーグルがシステム管理をする。
情報管理はグーグルのもっとも得意とするところだ。夜間の電力は、電気自動車に貯められた電力を使うことになる。
情報管理がうまくできると電力の無駄がなくなり、ピーク発電のために余分な発電はしなくてすむ。
自動車もガソリン車に変わり電気自動車が主流になる。
オバマ政権は、この計画に1兆円の予算をつけ後押ししている。
グーグルの幹部は、頻繁にワシントンに行き、政府への働きかけをしていた。
シリコンバレーの投資家は、スマート・グリッドに参加している企業に対し、積極的に投資している。また、その資金を世界中を駆けめぐり募っている。
今まで世界の経済を牽引してきた自動車メーカーに代わり、情報メーカーが産業の核となる。電気自動車の時代になれば、21世紀は何もかも大きく変わるのだろうか。
スマートグリッドの解説は、大和総研の環境用語解説が分かりやすい。