
昨日見に行ってた場所から眺めた風景。 一眼レフ35mm換算 900mmで撮影 トリミングなしの写真
前に見える島は、淡路島。

トリミング

さらにトリミング
右にウミウ、左にヒメウが写っている。

ヒメウ(姫鵜)の特徴を見るため、無理にトリミング
漢字名が示しているように国内で生息しているウの仲間では最小である。首とクチバシが細く顔に露出部がほとんどない。
ここにいるウミウとカワウの成鳥同士の識別の第一ポイントは、上面に緑色光沢があるのがウミウで、褐色光沢があるのがカワウとされているが、光の
加減で分かりにくい場合も多い。
クチバシの基部の黄色い露出部が口角で三角形に尖っているのが、ウミウと覚えるのがいいのではないだろうか。体の大きさはそれほど違わないので
識別ポイントにはなりにくい。
ところで、オオセグロカモメとセグロカモメの識別も難しい。名前からだとオオセグロとあるからセグロよりかなり大きいのかと思うが、その差はごく僅か
しかないので、比較の対象にはならない。成鳥の見分けは、背の羽が黒いか灰色かだが、カモメの寿命は長い。特にセグロカモメは30年を超えるものも
いるらしい。
カモメは、成熟に数年を要し、1年に2回換羽する鳥である。セグロカモメを図鑑で見ると、幼羽→第1回冬羽→第1回夏羽→第2回冬羽→第2回夏羽→
第3回冬羽→第3回夏羽→成鳥冬羽→成鳥夏羽の絵が載っている。羽の色だけでなくクチバシの色も足の色も変わるのが多い。
しかし、識別のベテランになると第4回冬羽のセグロカモメだと即答できる人もいるようだ。
写真に写っているカモメについては、セグロカモメと思うが、大きくトリミングしても写真が不鮮明になるだけで、識別は困難なため触れない。