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メラトニン |
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みなさんこんにちは。
睡眠中に目が覚めて、空腹を感じ何か食べたいと思わないのはなぜでしょうか?
私たちは、起きている間に朝食を食べて、空腹を感じて昼食を食べて、さらに夕食を食べます。これは「メラトニン」とインスリンの相互関係があるためです。
メラトニンは、脳の松果体から夜間に分泌される物質で、エネルギーバランスの制御を行っています。このメラトニンとエネルギー代謝の相互関係で、日中摂食時にはメラトニン分泌は低下し、一方でインスリン分泌が増加し、肝臓では解糖・グリコーゲン合成・白色脂肪組織合成などが行われます。
夜間、空腹時にはメラトニンの分泌が増加し、インスリン分泌は低下します。そのため膵臓からグルカゴンが分泌され、空腹時の血糖が維持されています。肝臓ではグリコーゲンが分泌、糖新生が発生しており、白色脂肪組織は分解されます。そのため、夜間は摂食しなくても空腹を感じないのです。
しかし夜間に睡眠を取れないシフトワーカーや、夜中にパソコンやスマートフォンでブルーライトを目に入れ過ぎるとメラトニンの分泌低下を招き、糖尿病や肥満のリスクが高まります。
メラトニンのインスリンの相互関係が崩れてしまうということが、肥満に繋がっているとも言えるでしょう。
以前もブログで取り上げましたが、体内時計(サーカディアンリズム)を守ること、つまり夜間に6時間程度は眠ることが、ダイエットには大切です。
【以前の記事】
では。