6月27日から発売された、シグマの高級コンパクトカメラ「dp2 Quattro」が話題になっています。
シグマ「dp2 Quattro」(大阪・梅田のヨドバシで)。
ネットでは実写画像やレビュー記事も増えてきました。
それらを見て回った印象をひとことで言うと、明るい被写体の描写は飛びぬけて素晴らしいということ。
日経トレンディネットに、「dp2 Quattro」を他の高級コンパクトカメラ3機種と比較したレビューがありました。
『シグマ「dp2 Quattro」、定評のある高級コンパクト3機種と撮り比べた』。---写真家の三井公一氏が、先代のシグマ「DP2 Merrill」、リコー「GR」、ソニー「RX1R」と比較したもの。
詳しくは記事を読んでもらうとして、ビル群を写した写真が35mmフルサイズ機のソニー「RX1R」よりシャープなのに、改めて驚きました。色乗りも良く、ダイナミックレンジの広い、諧調豊かな描写。APS-Cサイズ機がフルサイズ機をしのぐとは…
さすがにFoveonセンサーは凄い。
でもISO感度800ぐらいになるとノイズが目立つようです。他のサイトの作例を見ても、光の状態が悪いと低感度でもザラついた画像。
最近のフルサイズ機ではISO1600や3200でもノイズが少ない、高感度に強い機種が増えてきていることを考えると、もともと高感度がFoveonのウイークポイントとはいえ、悩ましいところです。
試しに、ヨドバシでレンズフード、外付けビューファインダー、カメラケースを付けてもらいました。「どうだ!」といわんばかりの堂々たる姿。
ビューファインダーはEVFではなく素通しの光学ファインダーで非常に明るいです。その反面、機能としては写る範囲が分かる程度。AFの確認や絞り、シャッタースピードなどの情報は表示されません。またフードを付けるとファインダーの下部がケラレます。まあ、クラシカルなルックスと、「両手で構えファインダーで撮る」というカメラの原点へのこだわりのために用意されているアクセサリーでしょうね。
画質以外の性能については、「dp2 Quattro」はこれまでのFoveonセンサーカメラよりレスポンスが早くなり、扱いやすくなっているようです。
実勢価格も10万円を切って(価格.com参照)、他のメーカーの一眼レフを使っている人でも「買ってみようか…」と思う水準になってきています。
正直なところ、欲しくなるカメラですね。
でもキヤノンの新しいレンズは欲しい。
「Nikon 1 V3」と超望遠ズームレンズ「1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6」も魅力的。
富士の「X-T1」もいいなあ~
物欲には限りがありません。
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