つれづれ写真ノート

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ツァイスの「Otus」第2弾と「Loxia」

2014年09月06日 | カメラ

フォトキナ(ドイツ・ケルン、9/16~9/21)でお披露目されるツァイスのレンズ情報がほぼ固まってきました。

 ・Loxia 35mm F/2.0 (ソニー Eマウント)
 ・Loxia 50mm F/2.0 (ソニー Eマウント)
 ・Otus 85mm F1.4 (キヤノン、ニコンマウント)
 ・Distagon 35mm F1.4 ZM (ライカ Mマウント)

の4本が含まれるようです。

このうち Loxia の2本はソニーα7 シリーズのために開発されたマニュアルフォーカスレンズで、すでに発表済み(ツァイスのページ)。

たぶん一番注目されるのは、Otus 85mm F1.4 (Otus 1.4/85)でしょう。

現在世界最高の標準レンズといわれる Otus 55mm F1.4 (Otus 1.4/55)に続く、シリーズ2本目のレンズ。ポートレートなどに最適の中望遠。

「飛びぬけて高解像なレンズなんだろうな~」と、想像がふくらみます。

最近リークされた外観写真は次のようなもので、かなりデカそう。

 

デジカメinfo より)

 

sonyalpharumors より)

 

 レンズ構成はプラナー。フィルター径は86mmとのこと。

価格も高そうです。40万円台かな… とても手が出るシロモノではありませんが、どんなすごい絵が撮れるのか興味がありますね。

 

一方、Loxia の方は対照的にコンパクトなレンズ。(下はツアイスのページ

どちらもF2という、ほどほどの明るさながら、α7シリーズにぴったりの外観で手軽に持ち歩ける単焦点レンズ。

ただ、マニュアルフォーカスなので、クラシックで趣味的なスタイルの撮影を好む人向き。やや特殊な部類に属するレンズです。

描写はどうでしょうか、

ツァイスのflickr のページにプロトタイプのLoxia で撮った作例が出ています。

Loxia 2/35 の作例

Berlin 1

かっちりとして、クリアな描写ですね。ツァイスのページによると「ディストーション(歪曲収差)のない光学系」だそうです。

 

South Africa 2

 太陽を入れた作例。さすがにT*コーティング。逆光にも強そうです。

 

Loxia 2/50 の作例

Organ

いいですね~ 渋い描写。

 

Foggy 2

雰囲気のある、こんな作品も撮れるんですね…

 

ただ、植物を撮ったコマでは玉ボケの輪郭がはっきりしており、二線ボケの傾向も(とかく解像度のいいレンズはそうなりがち)。

 

Otus と違って、それほど高価ではなさそう。

どうなんでしょう、一度手にとって試してみたいです。