フォトキナ(ドイツ・ケルン、9/16~9/21)でお披露目されるツァイスのレンズ情報がほぼ固まってきました。
・Loxia 35mm F/2.0 (ソニー Eマウント)
・Loxia 50mm F/2.0 (ソニー Eマウント)
・Otus 85mm F1.4 (キヤノン、ニコンマウント)
・Distagon 35mm F1.4 ZM (ライカ Mマウント)
の4本が含まれるようです。
このうち Loxia の2本はソニーα7 シリーズのために開発されたマニュアルフォーカスレンズで、すでに発表済み(ツァイスのページ)。
たぶん一番注目されるのは、Otus 85mm F1.4 (Otus 1.4/85)でしょう。
現在世界最高の標準レンズといわれる Otus 55mm F1.4 (Otus 1.4/55)に続く、シリーズ2本目のレンズ。ポートレートなどに最適の中望遠。
「飛びぬけて高解像なレンズなんだろうな~」と、想像がふくらみます。
最近リークされた外観写真は次のようなもので、かなりデカそう。
(デジカメinfo より)
(sonyalpharumors より)
レンズ構成はプラナー。フィルター径は86mmとのこと。
価格も高そうです。40万円台かな… とても手が出るシロモノではありませんが、どんなすごい絵が撮れるのか興味がありますね。
一方、Loxia の方は対照的にコンパクトなレンズ。(下はツアイスのページ)
どちらもF2という、ほどほどの明るさながら、α7シリーズにぴったりの外観で手軽に持ち歩ける単焦点レンズ。
ただ、マニュアルフォーカスなので、クラシックで趣味的なスタイルの撮影を好む人向き。やや特殊な部類に属するレンズです。
描写はどうでしょうか、
ツァイスのflickr のページにプロトタイプのLoxia で撮った作例が出ています。
かっちりとして、クリアな描写ですね。ツァイスのページによると「ディストーション(歪曲収差)のない光学系」だそうです。
太陽を入れた作例。さすがにT*コーティング。逆光にも強そうです。
いいですね~ 渋い描写。
雰囲気のある、こんな作品も撮れるんですね…
ただ、植物を撮ったコマでは玉ボケの輪郭がはっきりしており、二線ボケの傾向も(とかく解像度のいいレンズはそうなりがち)。
Otus と違って、それほど高価ではなさそう。
どうなんでしょう、一度手にとって試してみたいです。