つれづれ写真ノート

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植物で辿るクリスマス

2014年12月20日 | イベント

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で、クリスマス恒例の展示「植物で辿(たど)るクリスマス」(11/28~12/28)が開かれています。

キリスト生誕にまつわる「乳香(にゅうこう)」「没薬(もつやく)」の香りを嗅げる実演や、デーツ(ナツメヤシ)の試食があるというので行ってきました。

 

ポインセチアがずらりと飾られた「咲くやこの花館」。

温室なので、外の寒さとは無縁の世界。

 

クリスマスリース。

 

小さなツリーと洒落た飾り物。

 

ポインセチアにも色々種類があります。

実演を待つ間に、クリスマスに関連した植物の写真を撮っておきました。

 

純白のポインセチア「プリンセチァ クリスタルスノー」。

最新品種だそうです。

 

「アイスパンチ」。

赤と白のコントラストが美しい、人気の品種。

 

「プレミアム マーブル」。

 

「ウインターローズ  アーリーレッド」。

ポインセチアなのに、バラのように見えるのでこう名付けられたとのこと。

 

クリスマスカクタスのツリー。

 

アップにすると美しいクリスマスカクタス。

 

「クリスマスベゴニア」。

冬咲きのベゴニアです。

 

細長いベル状の花をびっしりつける「クリスマスパレード」。

 

オーストラリア原産の「クリスマスベル」。

 

「クリスマスローズ」。

愛好家の多いクリスマスローズですが、クリスマスのころに咲くのは、この「ヘレボルス・ニゲル」一種だけ。

他の品種は2~3月に咲くので、本当はふさわしい名前でない、と説明板に…

 

「クリスマスブッシュ」。

これもオーストラリア原産で、南半球の夏、クリスマス頃に咲く花。

 

「ヤドリギ(寄生木)」。

なぜクリスマスと関係があるのか… 以下、説明板の一部を引用します。

「常緑で、他の樹種に半寄生することから『生』へのシンボルとして古代ケルト人の神事に用いられてきました。名残は現在もイギリスに残り『kissing under mistletoe』(=ヤドリギの下のキス)と呼ばれ、クリスマスイブにセイヨウヤドリギの飾りの下にいる女性とは自由にキスをしても良いという風習があります。」

外国の風習なので… 日本ではマネをしないようにしましょう。

 

ツリーも何種類か飾られていました。これはドイツトウヒのツリー。

 

ハワイのクリスマスツリー(ナンヨウスギ)。

ウクレレを弾くサンタクロース。

 

こちらはイルカにまたがっていますよ。

まさに、所変われば… ですね。

 

さて「乳香と没薬」の実演が始まりました。

イベントの趣旨を「咲くやこの花館」ホームページから引用します(引用ばっかり… でもこの方が正確なので)。

「キリスト誕生の際、東方の三賢者がお祝いに持参した、「金」「乳香」「没薬」。この「乳香」(フランキンセンス)と「没薬」(ミルラ)にスポットを当てた高貴な香りの実演と、当時から食されていた"デーツの試食"をお楽しみいただけます。」

 

古代、金と同じぐらい価値があったといわれる「乳香」「没薬」。

いまではどうなんでしょうね、いずれも樹液から作られる樹脂です。

 

古代エジプトでは位の高い人のミイラの防腐剤として使われていた「没薬」。

実際に教会で使われている金色の容器(香炉?)の火種に載せます。

 

立ちのぼる煙。

 

見学の人たちに嗅いでもらいます。

スモーキ―という言葉で説明されていましたが、要するに煙っぽいです。

 

こんどは「乳香」の香りを試します。

 

こちらの方がいい香りのように思いました。

どことなく、ヒノキのよう。吸い込むと舌の奥に甘みも感じます。

 

いいムードですね。2000年の昔にタイムスリップ。

 

蓋をあけると、こんな風に「乳香」が溶けながら煙を上げています。

 

次にデーツを試食。

もらったパンフレットによると、アジア原産のナツメヤシの果実で、紀元前6000年代にはすでに栽培され、旧約聖書に「エデンの園の果実」と記載されているそうです。栄養価が高く、聖母マリアも身ごもった際、口にしたとか。

デーツの試食。

おそるおそる口にしましたが、甘くて美味!

甘い豆、ドライフルーツ、黒砂糖… それらを一緒にしたような味。これはイケますね。

 

いい栄養補給になりました。

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

       EF70-300mm F4-5.6L IS USM

    ソニーRX100(一部)