大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」フラワーツアーの続きです。
植物の不思議を体感したツアーでした。
熱帯雨林植物室のラン。
「良く見てくださいね」と言われて見てみると…
(画像のアップ) 両手を広げ、黄色いふわふわスカートで踊っているダンサーに見えます。
英名はそのまま「Dancing Lady Orchid 」。
この人気のラン「オンシジューム」、ダンサーに見えた瞬間から、おそらく花がダンサーにしか見えなくなり、そのイメージを振り払うのが難しくなるのでは。
ガジュマルの根。
イチジクのような実をつけるガジュマル。実は鳥に食べられ、種が糞と一緒に他の樹木の上に落ち、芽生えます。気根を下に伸ばし、地上に届くと周辺の水分などを吸って幹のように太くなります。やがて“宿主”の樹木を枯らしてしまいます。
これが、“宿主”を絞め殺しているように見えるところから「絞め殺しの木」と呼ばれています。
オソロシイですね。
夜に咲く熱帯スイレン「ニンファエア レッド フレア」が昼間に咲いていました。ラッキーだそうです。
でも、夜中に、なぜこんな鮮やかな色で咲くのだろう…
食虫植物、ウツボカズラ(東南アジア原産)。
壺のようなものは葉の変化したもの。蜜腺につられてやってきたハエなどが、ツルツルした壺のふちから滑って中に落ち込む仕掛け。
夏など、ゴキブリが入っていることがあるそうです。オオ、オソロシイ。
地面に栄養があれば、別に虫を捕えなくても生きていける植物だそうです。
なぜ、わざわざこのような“罠”を考案したのか。
そもそも、こういうはかりごとを考える知恵が植物にあるのか、あるとすればその中枢の組織はどこにあるのか…
考えれば考えるほど分からなくなってくる、植物の不思議です。
熱帯花木室。ベローンとした布地のような花「アリストロキア ギガンティア」(ブラジル原産)。
特異な香りで虫を引き寄せ受粉するとのこと。
裏側はこんなになっています。
何となくスカートをまくったみたい(失礼… )
キソウテンガイ(奇想天外)。サボテン・多肉植物室にある“50年もの”。
生涯2枚の葉だけを延々と伸ばし続ける奇怪な植物。
原産地の西アフリカ・ナミブ砂漠では何千年も生きている株があるそうです。
人類滅亡後も生き続けるかも。
きれいなサボテンをアップにしてみました。幾何学的な美。
こんなサボテンです。
名札には「マミラリア属の一種」とありました。
「咲くやこの花館」の名物、ヒマラヤの青いケシ(高山植物室)。
ウトリクラリア・サンダーソニー(ウサギゴケ)。
とても小さな植物です。花の上の2本の突起がウサギの耳のよう。
こんなに可愛いのに、実は食虫植物とは…
エーデルワイス。言葉の響きがいいですね。
このあと高山植物室を出て、帰宅しました。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM