デジカメWatchの「2015年はどうなる メーカー直撃インタビュー」を見ていたところ、キヤノンもニコンも35mm一眼レフのさらなる高画素化に含みを持たせた発言をしていました。
ということは2015年、キヤノンとニコンから今以上の高画素一眼レフが出るかもしれない、という期待を持たせます。
◆ニコン
すでにD810(3635万画素)という高画素機を出しているニコンの発言は以下の通り(回答は同社映像事業部 マーケティング統括部第一マーケティング部 部長の楠本滋氏)
Q:イメージセンサーのサイズ大型化や、さらなる高画素化に向かうでしょうか?
A:物理的には可能ですが、FXサイズでまだまだ高画質化ができます。まずはそちらが優先です。中判カメラの要望は確かにあります。
高画質化のためには大型センサーは必要なことでしょうけれど、センサーの価格が高いことや対応レンズのことを考えると難しいとの判断です。
FXサイズでのさらなる高画素化に伴うデメリットはありますが、それを解消しようと努力しているところです。レンズの“伸びしろ”はあると思います。高画素化してもそれに対応できる実力はあります。
Q:大型化、高画素化すればどんなメリットがあるでしょうか?
A:トリミングしてもある程度の画質の写真が得られることがメリットですね。高画素化することで撮影スタイルが変化し、新しい写真表現が可能になるきっかけになるかもしれません。
キヤノンはさらに踏み込んだ発言です(回答は専務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏)。
◆キヤノン
Q:イメージセンサーはサイズの大型化や高画素化に向かうでしょうか?
A:高画素のカメラには取り組んでいます。ユーザーニーズには大きく分けて高画素化と高感度化の二通りがあります。キヤノンはどちらかというと高感度系を先行させましたが、今後は(高画素化を望む)グラフィック系ユーザーなどに対応すべく、画素数を上げていく方向にも動こうと思っています。
解像力の高い画像を望むユーザーに向けて高画素のカメラは考えています、近々出しますよ。ピクセルクオリティを保ちつつ画素数をアップさせたようなカメラです。交換レンズは「群」として拡張します。EFレンズに新しく1本のラインを加えていきたい……今はこれ以上は言えません、これ以上聞かないでください(笑)。
感触からすると「高画素のカメラは考えています、近々出しますよ」というキヤノンが高画素機を先に出すのではないか、という気がします。
ひょっとすると、来年のCP+でお目見えかも。
5000万画素機かな~
おそらく我々一般ユーザーには手の届かないもの(価格的に)になるでしょうけど。
しかし、面白いです。CP+で出品されるなら絶対見に行きます。