パーカー万年筆のご紹介
小学校の頃、友達がパーカー45を学校に持ってきて、それからずっとパーカーは憧れの万年筆です。中学、高校の頃から集め始めて、結局ジャンクを含めると10本以上になりました。
左からパーカーソネット、45、45フライター、21、51、75、61、180です。
2本ともパーカーソネット、made in England で現行品です。ペン先のデザインは、やや異なります。パーカーの万年筆のペン先は、最近はこのようなクラシックタイプのものが多いです。
パーカー45と45フライターです。ずいぶん以前に生産は終了しています。ペン先だけネジ込式で取り換えることができます。
50年以上前に、ペン先のこのデザインは秀逸だと思います。書き味も抜群の滑らかさ、大変気に入っています。45が3本、フライターも3本ありました。
左がパーカー21、右が51です。
パーカー51は、ヘミングウェイが使っていた初期のタイプで、ほとんどデッドストックで手に入れました。パーカー21は、51の安価バージョンで、形はほとんど変わりません。
ペン先は筒状で首軸の穴に差し込まれています。その形状から、書き味は、やや硬めです。
パーカー51は、第二次世界大戦中のアメリカの高性能戦闘機P-51ムスタングのデザインに似せて作られたそうです。51は、P-51から採られたものです。
パーカー75スターリングシルバーです。以外に軽く、書く時のバランスは抜群です。首軸の指で持つところが三角形で、大変書きやすくなっています。また、軸が三角形で固定されているので、軸に対してペン先を回転させて紙に対してペン先の向きを変えることができます。非常に書くことにこだわった万年筆だと思います。長く書き続けても、疲れません。
パーカー61フライターです。51の改良版でペン先のデザインは同じですが、首軸がスリムになって、書き味も柔らかく滑らかになってます。インクの補充は、胴軸のキャップを外してインクタンクの先を直接インク瓶に浸けて、毛細管現象でインクを吸い上げる方式です。
パーカー180です。軸はスリムで、ペン先は表、裏の両面で書くことができます。表はやや太字、ひっくり返すとやや細字が書けます。書き味は、やや硬めです。
最初の写真には載っていませんが、金張りのパーカー万年筆、ペン先は14Kです。キャップに”made in FRANCE” と刻印されています。やや小さな万年筆です。だいぶ以前に作られたもののようです。パーカーはフランスでも作られていたのですね。
万年筆で書く時の必需品、文鎮です。真ん中は、資生堂男性化粧品タクティクスのノベルティ、革袋の文鎮です。中に、スチール製の小さなボールベアリングがたくさん入っています。右は、同じく化粧品ビンテージのノベルティの文鎮です。資生堂は、こんなものを、ノベルティにしていたんですね。
万年筆で字を書く時は、紙が動いたり浮き上がったりすると、字の線が思わぬ方向に行ってしまって始めから書き直し、などということになってしまいます。そのため文鎮は、必需品です。
インク瓶も文鎮の代わりになりますが、蓋が緩んでいたりしたら大変なことになりかねないので利用禁止です。
万年筆、他にもメジャーなものは、ウォーターマン、シェイファーなど、ちょっとマイナーなところではコンクリン、日本のメーカーでは、プラチナ、パイロットなど、まだまだあります。使いきれないので、インクは入れずにケースにしまって、時々眺めている次第です。それらのものも、また紹介させていただきます。
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