木製の手作り万年筆スタンド
以前にも少し紹介しましたが、木製の万年筆スタンドを作ってみました。
万年筆の数が増えて、それぞれ違う色のインクを入れて使っています。テーブルの上に何本も散らかった状態になってしまったので、円筒のペンスタンドやアルミのペンケースなどに入れていました。でも、何本も差しておくとスレて傷が付きそうで、何か机上に置いて具合のよさそうなものがないかと探していました。
文房具の雑誌に、ちょっと良さそうな木製の万年筆スタンドが出ていました。クラシックなアールヌーボー調の、なかなか趣きのあるデザインです。万年筆は1900年頃からヨーロッパで普及し始めて、それ専用のスタンドが作られるようになったのではと思われます。現在ではあまり見かけませんが、万年筆がちょっとしたブームになっている今、それで雑誌にも取り上げられたのでしょう。
ちょっと良さそうなので購入しようと値段を見たら、かなりの高額です。それならと修理、モノ作りが趣味の私ですから、自分で作ることにしました。
ベースは、アクリル絵の具などでペイントして作るデザイン画用の板で、これにスプレー式の水性ペンキで塗装しました。万年筆を差す上面のプレートは紫檀です。それを支える左右の支柱は、黒檀で両方とも非常に硬い材質です。
これを切るための小さな細工用導突鋸(どうつきのこぎり)を買いました。
歯が細かく、非常に良く切れます。紫檀や黒檀などを切ってみると、その切り口はつるつるで鋸の歯を引いた跡が、まったく見られません。
円形の万年筆スタンドです。
じつは、雑誌に載っていたものは、このタイプです。それをまねて作ってみました。
万年筆を差す穴は6つ開けたのですが、ちょっと本数が多くて、ごちゃごちゃしています。雑誌に載っているものをよく見ると穴は5つで、その方がすっきり見えて、デザイン的には優れています。
私は、始めから6つと思い込んで、作っていました。
以前にもアップした、3本立てのペンスタンドです。穴が細くて、鉛筆やスリムなペンしか入りません。
アンティークショップで買った、蓋つきのインク瓶をベースに形を合わせて浅いくぼみを掘って置きました。
手前には、鹿のカードスタンドを付けてみました。何かアンティークな雰囲気が出たような気がします。
細い横長のスタンドです。
左の支柱は黒檀ですが、右は真鍮のパイプでデザインを変えてみました。
ベースは硬い洋材のブロックで、重くてスタンドをしっかり支えています。
こんな刀掛けのような、横置きのものも作ってみました。しかし、少々場所を取る割には、3本しか掛けられません。見栄えは結構好いかな・・・と思うのですが、私の物がたくさん置かれている机上では、使い勝手が悪いです。
万年筆など筆記具を複数持ち歩くときは、革製や布製のペンホルダー入れています。それらも、また改めてアップしたいと思います。
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