フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

スムージーの材料を切るための「片刃の薄刃包丁」

2015-11-14 00:30:07 | 日記

特に料理をする訳でもないのに、包丁にこだわってます

 カメラや時計など物を修理することが好きで、そのための工具類も機能美があって良い物にこだわりがあります。

 夜型で朝は食欲が全くないので、せめて軽い飲み物くらいはと、健康にも良さそうなスムージーを作って飲んでます。具材にはニンジンや小松菜などをきざんで、ヨーグルト、牛乳、豆乳などと混ぜて小型のミキサーで作ります。



今日は、ニンジンだけで作りました。
 薄刃包丁、切れ味抜群です。

 

 

 

 

 一杯分の量は少ないので、使いまわしのよい小さなペティーナイフで野菜をきざんでいましたが、どうも切れ味が良くなくて、それで和包丁で鋼の良さそうな薄刃包丁を手に入れました。(上の写真)


 柄が割れて、包丁の柄に差し込まれている部分(ナカゴと言います)に錆が来ていました。
 ナカゴが錆びているので包丁が抜けません。結局、柄を割って
包丁を取り出しました。
 包丁をしっかり柄に固定するためだと思います、ナカゴに添えられていた鉄、これもボロボロに錆でいました。

 

 

 

 ホームセンターで、和包丁の柄を買って来て、ナカゴの厚みや長さを、錆び落としもかねてヤスリをかけて調整してから、差し込んで完成。包丁を柄に固定する、添え物は必要ありませんでした。
 なかなか良い、仕上がりです。

 

 

 


  身には全体に錆が出ていて刃先もガタガタでした。中砥石で錆びを落とし、刃地(刃先の側の面)を研ぎ荒く刃を付けました。片刃(包丁の表面を斜めに研いでいる)の表地には仕上げ砥石をかけて磨いたら、日本刀のようなつやが出て来て、大変見栄えが良くなりました。
 ただ、刃地をよく見ると細かな黒い粒々の穴がたくさんあり、鍛造(熱した鋼をたたいて鍛える)が少し足りないようです。

 


 しかし、切れ味は抜群です。
 日本刀では研ぎ上がり具合を、爪に刃を当てて確認するのですが、軽く乗せただけで爪の表面が削れて白い削りかすが出てきました。刃先をルーペで見ると、結構欠けがまだ残っていてガタガタなようですが、凄い切れ味です。
 身には「岩亀」という銘が彫られています。元は刀鍛冶の加治屋で作られたものなのかもしれません。

 

 

 何がテーマのブログかわからん状況なってますが、でも一応カメラなどの修理工房を主催しているので、その工具の延長で刃物を紹介してみました。・・・かなり無理がありますが。
 諸々の修理のご相談、乗ります! コメントと下さい。

 

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コメント
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