新病院のロケーション周辺を臨場してきました。京急久里浜駅を出て商店街をくぐり、道路を渡るとイオン久里浜店があり、その前を通り、交差点を過ぎると神明公園が視界に入ってきます。神明公園の中を通ると、病院の敷地予定のグラウンドが見えてきます。公園を整備すれば公園を通る素敵なアクセスになると思われます。しかしながら多くの患者さんは自家用車、タクシーなどの車両を利用しての病院受診になると思います。また、高齢の患者さんが主体になる病院では近くを通過するバスが病院の前に停まるかどうかも重要です。駐車場の必要台数および、車両の動線は非常に重要です。現在のうわまち病院でもしばらく駐車場待ちの現状を考慮すると現在よりも多くの駐車スペースが必要です。立体の駐車場を考慮する必要があります。
隣には神明小学校があり、老人が多い病院には、子供達の声や歓声、部活のかけ声などは環境として非常に好ましいものと思われます。
小学校のグラウンドは小さめで周囲の建物もあるため、この小学校のグラウンドをヘリコプターの臨時発着場とするには、ちょっと難しそうです。また、この小学校のグラウンドも最大規模の津波の際の浸水地区に入る、いわゆるオレンジゾーンになります。現在の災害協力病院を維持、もしくはひいては災害拠点病院を目指すのであれば、やはり屋上のヘリポートが必要です。来る南海トラフ巨大地震で、万が一大規模な災害が起きたときには、東京湾一円、もしくは相模湾側の被害地域からヘリコプターを使用しての傷病者搬送が可能な体制を整える必要を考慮すると、地上8階建てのの病院ビルディングの屋上に作ることがこれからの病院構想としては必要と感じました。周囲に高い建物はないので、許可さえ降りれば設置は可能と思われました。