外宮正殿に向かう参道の途中、
細い参道が山側に向かって分岐している。
その参道の入り口には、
大きな「亀石」と呼ばれる、一枚岩が敷かれている。

この石は、高倉山の天岩戸の入り口の岩を
運んだいう言伝えがあるらしい。

よく見ると、名前の如く、亀の姿に似ている。
この伝説の真偽は別として、
この石の前に立ち止まると、
ただならぬ「 何か 」が伝わって来る。
その「 何か 」とは・・・
言葉に言い表す事が難しい。
もし、それを言葉にしたら、
「 アンタの妄想だ 」と言われてしまうだろう・・

恐れ多いことだが・・
参道に入るとき、この岩の上を歩く以外の方法はない。


亀石を通過し、参道をまっすぐ進むと、正面に石段が見えて来る。


98段あると言われている石段を登ると、

神々しい光が降り注いでいる。


多賀宮(たかのみや)
祭神は、外宮の祭神の豊受大御神の荒魂
豊受大御神荒魂
(とようけのおおみかみのあらみたま)

外宮、正殿を参拝する人は多いが、
この多賀宮まで登ってくる人は少ない。
ある意味、これはこれで良いのだが、
多賀宮まで登ってくる人は、
「 神縁 」があるひとであると感じる。
多賀宮は、明治までは、「 高宮 」と表記されていたらい。
奈良の三輪山、山頂には、
高宮(こうのみや)という神社が存在している。
・・多賀宮(高宮)・・・三輪山の高宮・・・
この共通点には、深い意味があると感じる。
多くを語れないが・・・
三輪山の高宮・・・・外宮の多賀宮
地球レベルで見ても、
巨大な‘ 聖地 ‘ であると感じる。

多賀宮の正面は、深い谷のような窪地になっている・・
この谷にも深い意味があるような気がする。