今年も数日を残すのみである。
振り返ると、「聞く力」のある男に振り回されっ放しの1年だったなぁ。
「統一教会内閣」を一新するために内閣改造したはずの政治ごっこ劇場。
ところが、新しい人事でも統一教会との癒着や問題発言。
政治とカネの問題等で次々と大臣が更迭になって行く景色。
文雄は、どこまでも人を見る目のない男だなぁ。
「政治とカネ」に揺れた秋葉賢也復興相。
差別発言を繰り返してきた杉田水脈総務政務官。
辞表を提出したが、2人とも事実上の更迭、首切り人事で終了。
年の瀬も押し迫るタイミングでの交代劇が、何とも素晴らしい!
でも、その狙いは見え透いているねぇ。
聞く力もなく、決断できない男のお粗末過ぎるお仕事。
年末に安保3文書改定や来年度予算案の閣議決定等々。
重要な政治日程を捌きながら、悪戦苦闘の弥縫策ばかり。
一時は、年明けの通常国会直前に心機一転の名目で・・・。
秋葉・杉田の2人を含む複数人を交代させる人事を描いたらしいが、後任調整が難航。
年内に片を付け、年末年始の休みを挟む。
そうすれば、世間の関心が薄れるという計算も働いたらしい。
年末のどさくさに紛れて閣内を大掃除。
国民の批判を反らそうという魂胆のようだ。
ところで、ここまで判断が遅れたのも、文雄に邪な思惑があるかららしい。
某大学の名誉教授は、こう指摘する。
臨時国会中にも秋葉大臣を更迭できたはず。
だが、ズルズルと延命させたのは、4人目の辞任ドミノによる政権へのダメージを恐れたからだ!
杉田政務官に至っては、差別的な問題人物であることは初めから分かっていた。
それでも起用したのは、彼女が所属する党内最大派閥の安倍派に忖度したからだろう!
全ては、政権維持と党内基盤維持のためで、国民目線は皆無と言える!
厳しい指摘だが、正鵠を射ているなぁ。
そもそも自民党は、「東北の復興なくして日本の再生なし」を掲げていた。
文雄親分も昨秋の衆議院選と今夏の参議院選で、福島を第一声の場に選んで来た。
それなのに復興大臣は、誰でも良い景色に変貌。
被災地軽視に加え、来年度予算案を決めた直後に復興大臣を更迭。
通常国会で後任の大臣に復興行政を巡る予算審議を任せる。
なんとも国会軽視も甚だしいねぇ。
美しい国をどこに連れて行く気なのだろうか?・・・(続く)。