晋三の経済感覚

平均的な高齢者が退職後の30年間を生きる場合・・・。
年金収入だけでは2,000万円不足するので自助の充実が必要とした金融庁の報告書。
このことを小池晃参議院議員(共産)が、国会で追及。
6月10日、参議院決算委員会での晋三とのやり取りが面白い。

小池「百年安心だと言っていたのが、いつの間にか人生百年の時代だから年金当てにするなと。
自己責任で貯金せよと。国家的詐欺に等しいやり方ですよ！
この貧しい年金制度をどうするのかを真剣に考えるのが政府の責任なんじゃないですか！」

晋三「小池さんは、それをどうすればいいとおっしゃっているんでしょうか？」
小池「庶民が払う消費税を上げるのではなく内部留保金400兆円もある大企業の・・・。
法人税を上げて財源を作るべきだ」

晋三「富裕層の税金を上げるなんて馬鹿げた政策だ」
小池「だから、私たちはこれをしっかり底上げしようではないかと言っている。
財源も、法人税について、大企業にせめて中小企業並みの基準で・・・。
法人税の負担を求めれば、これ4兆円出て参ります。

それから、株で大変なもうけを上げている富裕層の皆さんに平等に所得税を払って貰う。
そして所得税の最高税率を上げて行くことで、3兆円の財源出て参ります。
こういった財源を私ども示して、年金の底上げをやろうじゃないかということを提案していますから」

晋三「それは全く馬鹿げた、政策なんだろうと、こう言わざるを得ない。
間違った政策だと思いますよ、それは。
日本の経済自体が相当のダメージを私ははっきり言って受けると思います」

晋三政権になってから年金は6%も削っている現実。
報告書では正直に書いたのに、慌ててまた隠す晋三。
年金破綻の正体が、しっかりと見てとれたぞ！

大企業・富裕層優遇の晋三政権。
晋三が、日本の平均的な共働き夫婦の月収としてこんな例を挙げる。
ご主人の月給が50万円、奥さんのパート収入が月25万円、
ご夫婦で月75万円の収入があるわけで・・・。

はぁ？25万円のパート収入？
経済感覚ゼロの晋三には、ただただ呆れてしまう・・・。