函館発「団塊オヤジの独り言」

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アゾフスタリ製鉄所(その2)

2022年04月29日 05時10分16秒 | オヤジのつぶやき

ところが2014年のクリミア危機で、この製鉄所の地下空間の価値が見直された。

ロシアが大軍を率い、ウクライナの領土だったクリミア半島を実効支配。

危機感を覚えたウクライナ政府は、アゾフスタリ製鉄所の地下空間に着目。

シェルターを再び使えるよう整備し、更に増築していた・・・。

精鋭部隊の「アゾフ大隊」を中心とするウクライナ兵だけでなく・・・。

避難できなかったウクライナ国民が、製鉄所に逃げ込んでいるそうな。

地下に居住空間があるだけでも驚きだが、病院や検査施設もある。

おまけにカフェ、バー、園芸場さえも存在するんだって!

識者の説明は続く・・・。

地下シェルターを守るコンクリートの厚さは、なんと最大で7m。

ロシア軍が、アゾフスタリ製鉄所に地中貫通爆弾(バンカーバスター)を使用したが・・・。

この爆弾は、コンクリートだと、せいぜい7mしか潜り込めない。

それだけ厚いコンクリートがあるのは、敵の攻撃を想定。

できる限りの防御を計画していたことにほかならないという。

これほど堅牢なシェルターなら、製鉄所内部の兵士を掃討できない。

そんなプーチン皇帝の負け惜しみが聞こえてくるようだ。

また、本来であれば、地下に潜むウクライナ兵を攻撃するには、化学兵器が最も有効。

例えばサリンであれば、空気より比重が重いので、どんどん地下に進む。

こんな化学兵器の使用は、どうなるんだろう?

それにしても科学兵器使用は、ヤバいよなぁ。

ところでプーチンは、製鉄所を蝿1匹すら出られないように封鎖せよと指示した。

でもねぇ、東京ドーム235個分の敷地がある製鉄所のことだ。

どう考えても無理筋と言うものだよねぇ。

加えて識者は、こうも指摘する。

たとえロシア軍がマリウポリを制圧したとしても・・・。

それだけでは、勝利を意味しない。

戦術的には勝利しても、戦略的に敗北する・・・。

戦争が長引けば長引くほど、ロシア軍は不利、ウクライナ軍が有利なようだ。

一刻も早くドローン等の新兵器を駆使して、ロシア軍を殲滅して欲しいなぁ。


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