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田舎のゆず

2009年11月10日 08時51分01秒 | 日記

田舎では果物の木をよく植える。
まあ花が咲くだけの木よりは楽しみがあるからだろう。
あるいは食糧難の時代の名残か・・・
だが、1本や2本植えてあっても売るほどは採れない
ゆずは実がなるまでに相当の年数がかかるので、貴重な食品だったのかも知れない。
まだ青々している時に撮っておいた写真です

桃栗3年柿8年、ゆずのバカめが18年などと言う
今は接木(せつぼく)して小さい木でも実を付けるようにした苗木が売っているので18年待たなくても大丈夫らしい。
この時期は真っ黄色に熟しているが、めっぽう高く伸びた木の写真を撮るには上を向かないとダメ、しかしオートで撮ると白っぽくなってしまう
マニュアルでの調整も面倒なので、近くに植えてあったみかんで間に合わせた。

ゆずは鍋物の時期になるとにわかに出回る嗜好品(しこうひん)のたぐい
12月22日の冬至にはゆず湯に入る習慣もある。
ゆず湯は血行をよくする働きなど数々の効能もあるらしい。
農家は大ざっぱなので、ゆずに限らず全ての作物を余分に栽培する。
野鳥などの攻撃が少ない作物は、当然食いきれないほどの収穫となる。
冬瓜(とうがん)もそのたぐいらしくたわわに実る。
個人的には、食わず嫌いの野菜ですが・・・
このお宅では、もういらないと思ったのか、出来が悪いため置き去りにしたのかは分からないが、この始末

日に日に師走が近づき、その昔、冬眠の出来ない人間がとうがんなどを保存食とした時代に思いを馳せる(はせる)

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