“初夏から夏”を想像しながら色づけした「優しい水辺」。
その帯の次に織り出したのは、暖かみのある色合いで
何となく秋を想って色づけしたもの。
その糸の掛け替え作業の一つが、経継(たてつぎ)です。
前回の糸と新しい糸とを交換する作業で
どちらも、経糸(たていと)の本数は同じなので
それらを、一本一本結んでいきます。
7千本以上ある経糸を結ぶ作業は
本当にコツコツとした地道なものですが
私にはとても楽しい時間。
どんな帯になるだろう・・・と
あれこれ想像しながら結ぶ間は
期待ばかりで、失敗は考えないから良い時間。
でも・・・・
「最後まで一本も間違えずに結び終えることが出来るだろうか・・・」と
あと数本という、最後の最後がいつも心配。
きっちり終われれば、ホッと安心。
気持ちはすっきり、嬉しくなります。
この経継作業は2日ほど。
これが終われば、さぁ織りです。
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