昔から庭にある古い古い藪蘭(ヤブラン)の花。
別名には、リリオペ、サマームスカリなど。
ギリシャ神話に出てくる水の妖精、リリオペの名を持つ藪蘭の花。
雨に跳ねた泥ですっかり汚れて、水の妖精もひどい姿です。
水の妖精リリオペは
ナルシストの語源となった美青年ナルキッソスの母親。
ナルキッソス・・・・
見た目が美しいだけに色々あるんですけど
最後は、泉に映る自分の姿に恋をして
その場から離れられずに死んでしまうという美青年。
後に水仙が咲いたか、または水仙になったか
ざっくりし過ぎてますけど
水仙の学名、narcissus(ナルシス、ナルシサス)の由来となったお話で
昔読んだ童話にも。
春に咲く白い水仙が大好きなので
藪蘭がナルキッソスの母親(リリオペ)だと思うと
この花にも、ちょっと気持ちが惹かれます。
花言葉は、忍耐・謙遜・隠された心など。
我が家の藪蘭も、今は忍耐。