グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

川場村より

2010年07月14日 23時55分14秒 | 自然観察
今日は群馬県北部の利根郡川場村へ。

川場村は良質な水に恵まれた土地。
清らかな美味しい水は、渓流魚の養殖や日本酒造りに使われています。料理のプロから絶賛されている、ぐんまの最高級ニジマスギンヒカリは、川場村天神にある水産試験場川場養魚センターで生まれました。
また、川場村は美味しい米の産地としても有名です。気候と清冽な水が美味しい米を育てます。

こんこんと湧き出す湧水


山があり、川があり、田んぼがある。川場村では「日本の正しい田舎の風景」を見ることができます。


川場村天神地区で見かけた虫など
ツマジロカメムシ

背中の真ん中の白い斑紋と、腹部の両縁の白い点が特徴的。渋い紫色の光沢のある体色も美しいですね。

マメコガネ

1㎝くらいのカワイイこがね虫ですが、20世紀初めにアメリカに侵入し農作物に大被害を与えました。あちらでの呼び名はJapanese beetle 。
日本では野外ではよく見かけますが、大発生して農作物に大きな被害を与えることはありません。
本来の生息地で大きな問題が発生していない生物でも、移入先でどんな影響を与えるか分かりません。生物の移入は慎重にしなければなりませんね。

外来生物被害予防三原則 環境省

ヒメギスの幼虫


カマキリの幼虫




バッタやキリギリス、カマキリなどは成虫と幼虫の姿がよく似ていて、成虫か幼虫か分かりにくいですが、目安になるのは翅です。翅がないか、あっても小さな翅で飛翔できないのは幼虫です。(ミヤマフキバッタのように成虫でも翅がとても小さい種もあります)

ニホンアマガエル

カエルが葉っぱに止まっているのは、普通の何でもないこと・・・ と思っていませんか?
でも、トウキョウダルマガエルもツチガエルもヒキガエルもアカガエルも葉っぱには止まりません。葉っぱに止まったり、窓ガラスに張り付いたりするのはアマガエルの指に吸盤があるからできる技なんです。
吸盤を持たないカエルたちは、水路のコンクリートの垂直の壁を登ることができません。“近代的に改良”された水田は、彼らにとっては住みにくい場所です。その点、吸盤を持つニホンアマガエルは水路がコンクリート化されても、あまり影響を受けません。


川場村リンク集
 川場村役場
 川場村観光協会
 田園プラザかわば
 永井酒蔵 水芭蕉
 土田酒蔵 誉國光
 川場の森林(やま)づくり