グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ゲンジボタル 昼の顔

2009年06月09日 23時11分50秒 | ホタル
職場のアオハダトンボが見られる水路で、ゲンジボタルが見つかりました。
昔は、初夏の夜にホタルが飛んでいるのがよく見られたようですが、最近ではそんな話も聞きませんでした。

ゲンジボタル

昼間見るホタルは、普通の虫ですねぇ (^^;)
知らない人は、「キャ~っ!変な虫がいるぅ~!」なんて悲鳴を上げそう・・・

発光器が2節なので、オスです。


今夜あたり、誰もいない職場でひっそりと光っているんでしょうね。

アオハダトンボ

2009年06月08日 21時19分58秒 | 自然観察
私の職場での今年のアオハダトンボ初認は6月2日。この時確認したのはメス2匹でしたが、6月4日には、オスも確認できました。
現在はオス1匹、メス3匹、合計4匹のオアハダトンボを見ることができます。
アオハダトンボは生息地が限られているトンボですが、細々とでも、ここで姿を見せ続けてくれることを願っています。

アオハダトンボ ♂




雄の翅は光が当たると青藍色に輝き、とても美しいのですが、今日は曇っていたので輝きは今ひとつ・・・


オアハダトンボ ♀


翅の白い偽縁紋が特徴です。




                                    

今日のデザートは、パティシエ工房ミッシェルのケーキ


ええ、私もね、最近少しは気をつけるようにしているんですよ。
さすがに、お腹の周りの状態がシャレにならなくなってきたなぁとは、思うんです。
自重はしてるんですよ。できる範囲内で・・・

パティシエ工房ミッシェル
 ■場所 前橋市日吉町2-6-17
 ■営業 9:30~20:00
      水曜定休

ご近所鳥見 & 嶺公園で虫見

2009年06月07日 22時33分13秒 | バードウォッチング
今朝は、自宅から隣町のため池まで鳥見散歩。
ため池に向かう途中では、水が張られた水田の上をツバメが飛び交い、電線には、スズメやカワラヒワが止まっています。藪の中からはカオジロガビチョウの大きな声も聞こえてきます。



隣町のため池では、かなりの確率でカワセミに会うことができます。
双眼鏡でよく探してみると・・・
今日もいました! しかも、2羽並んでいます。
でも、ちょっと遠い・・・ (^^;)
こんなです↓


強引に拡大




デジスコならば、大きく写せるのでしょうが・・・

ご近所で見つけた鳥(2009.6.7)
キジ、バン、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、カオジロガビチョウ


今日の前橋は暑かった。最高気温は29.3℃。県内では真夏日になった場所もありました。
日が高くなってから、嶺公園へ。

ニホンカワトンボ

水路周辺の草がきれいに刈り払われていたせいでしょうか、数匹しか見られませんでした。

シオヤトンボ


ダイミョウセセリ

ダイミョウセセリは漢字で書くと「大名挵」。以前から「大名」という名前が付いた理由が気になって調べているのですが、分かりません。
学名は Daimio tethys
学名も大名なんです。

ヒカゲチョウ

日本固有種。雑木林でよく見かけるチョウです。

ノアザミ

北海道を除く各地の山野に普通に見られるアザミ。花期は春~夏。

昨夜は地元の人しか行かない前橋市内の穴場的ほたるスポットに行ったのですが、数匹の姿を確認し、これからというところで、にわか雨に降られてしまい、退散。
今夜もまた行ってきたのですが、昼間に強い風が吹いたせいなのか、ホタルは草や葉に止まったままで、飛び回ってくれませんでした・・・。

週末鳥見散歩 桃ノ木川

2009年06月06日 22時40分54秒 | バードウォッチング
今朝は曇っていましたが昼頃には太陽が顔を出したので、午後、桃ノ木川へ。



サイクリングロードの両側には草が茂り、もわっと湿気を含んだ空気が立ち上ってきます。「こんな日は、ヘビが元気だろうなぁ」と思っていると、案の定、アオダイショウを2匹見かけました。(残念ながら写真はありません)

相変わらず、オオヨシキリが元気にさえずっています。




ギョギョシ、ギョギョシ




鳥見散歩では、毎回登場するホオジロ (毎回変わり映えしないメンバーで恐縮です)




ケン!ケン!どどど・・・ と、ほろ打ちが聞こえたので、対岸を見るとキジがお散歩中


正面から見た顔は、ちょっとコワイ・・・?


ヒナを連れたメスも見られたのですが、写真は×でした(^^;)

川の中では、カルガモの親子

ヒナが可愛いですね(^^)

ヒナをやさしく見守るお母さん


カルガモ親子のそばにはバンもいました


上空にはコアジサシ (写真はボケボケですが・・・)

ホバリングして川の中の魚に狙いをつけ、華麗なダイビングを見せてくれました。
コアジサシは名前のとおり小型のアジサシ類。夏鳥として渡来し、川の中州などで営巣します。

カワウ

桃ノ木川では、冬の方がカワウの数が多いようです。

クララ

生物の種名はカタカナで書くのが“正式”なので、私も種名は原則、カタカナで書いていますが、「クララ」という名前は、栽培品種か外来種のように感じられます。
しかし、クララの語源は、眩草(くららぐさ)が転じたもので、根を噛むと目が眩むほど(クラクラするほど)苦いことから付けられた名前です。
有毒植物で、特に根には有毒成分が多いのですが、苦参という生薬としても利用されます。(薬と毒は紙一重です)

ベニシジミ


キタテハ


アップで


桃ノ木川で見つけた鳥(竹橋~桃ノ木橋 2009.6.6)
カイツブリ、カワウ、カルガモ、キジ、バン、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

                                

庭のベリーたち

レッドカラント


ラズベリー

なまず料理 小林屋 (板倉町)

2009年06月05日 21時49分17秒 | 美味しいぐんま
昨日紹介した雷電神社のある板倉町は渡良瀬川と利根川に挟まれ、昔は低湿地が広がる水郷地帯でした。群馬の水郷公園では昔ながらの風景と揚舟による川めぐりを楽しむことができます。
そんな板倉町の名物は川魚料理。
特になまず料理が有名です。
雷電神社に来たからには、ナマズを食べないわけにはいきません。

と言うことで、雷電神社のすぐ前にある小林屋へ。



メニュー

川魚料理が格安なお値段で並んでいます


私は、なまず定食(700円)と鯉のあらい(300円)を注文

あらい

この日はコイではなく、フナのあらいでした。お店の人の話によると、あらいは鯉よりも鮒の方が美味しいのだとか。
フナのあらいは初体験でしたが、コイよりもやや身が柔らかめで淡泊な感じ。なかなか美味しいです。

なまず定食

天ぷら1枚、たたき揚げ2個、小魚(モツゴ)佃煮、漬け物、ご飯、味噌汁とボリュームも満点。(900円の定食は、たたき揚げの替わりに天ぷらが2枚になります)
ナマズはその姿に似合わず?、身は淡泊なので、油を使った料理が合います。


たたき揚げとは、ナマズを骨ごとつぶしてミンチにし、豆腐や野菜などを練り込んでつみれの状にしたものを揚げた料理です。


板倉に来たら、なまず料理!
皆さまも、是非どうそ

小林屋
 ■場所 雷電神社参道
 ■営業 9:30~18:30
       水曜定休

板倉町公式サイト

2009年度 群馬の水郷 揚舟 谷田川めぐり

雷電神社 と なまずさん (板倉町)

2009年06月04日 21時27分49秒 | 民俗・まつり
群馬県の形は上毛かるたに『鶴舞う形の群馬県』と詠われていますが、鶴のくちばし部分にあたる板倉町に鎮座まします雷電神社



関東に点在する雷電神社の総本宮として広く信仰をあつめているこの神社は、地元では親しみを込めて「雷電さま」と呼ばれています。
主祭神は、火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)、大雷大神(おおいかづちのおおかみ)、別雷大神(わけいかづちのおおかみ)の三柱。

推古天皇6年(598年)、聖徳太子が東巡した際に、神が降臨。太子が伊奈良の沼に浮かぶ小島に小祠を設けたのがこの神社の始まりと伝えられ、その後、延喜20年(801年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が桓武天皇の詔を奉じ社殿を造営したとされています。

屋根には徳川の葵紋が付いています。これは延宝2年(1674年)、当時館林領主だった徳川綱吉が葵紋を奉献し、本殿、拝殿、鳥居などを改修したからです。


天保6年(1835年)に再建された本殿の壁面には左甚五郎から10代目の親方、石原常八による極彩色の彫刻で彩られています。






雷電神社の裏、道路の反対側の別棟にいらっしゃるなまずさん


なまずさんなでると、地震除け・元気回復・視力改善・自信が湧き出す等の御利益があります。

『なまずの力』というハンカチ。初穂料300円。


このハンカチでなまずさんをなでて、御利益と一緒にハンカチを持ち帰ってお守りにします。
なでなで


雷電神社

そば処 泰兵衛 (富岡市黒川)

2009年06月03日 21時17分43秒 | 美味しいぐんま
富岡市黒川、国道254号線富岡バイパスの「もみじ平公園入り口」交差点を自然史博物館などのあるもみじ平総合公園方面に曲がり、少し走ると、道路左側にあるそば処 泰兵衛



先日、食べ物ネタは保存が利くという言い訳話を書きましたが、このお店に寄ったのは春先に自然史博物館に出かけた時のことです。
ちょっと保存し過ぎですが・・・(^^;)


このお店では、そばを細打ちと平打ちの2種類から選ぶことができます。

野菜天せいろ 平打ち


限界までのされた平打ち麺独特の食感と喉ごしが楽しめます。


天ぷらもサクサクで美味しい(^^)
もみじ平総合公園へお出かけの時のランチにお薦めのお店です。



そば処 泰兵衛
 群馬県富岡市黒川508-1

田口町ホタルの里

2009年06月02日 23時16分50秒 | ホタル
6月に入り、本格的なホタルシーズンが間近になってきましたね。
今夜は、田口町のホタルを見てきました。

前橋市北部の田口町では町の有志の方々により、昭和63年からホタルを守る活動が行われています。
ホタルの発生する水路沿いに観賞路が整備され、車椅子でも観賞することができます。子供連れでも足元がよいので安心です。



まだシーズン初期のため、ゲンジボタルの数はそれほど多くはありませんが、いっしょに行った次女は、一年ぶりに見るホタルに大喜びでした。



田口町のゲンジボタルの盛期は今月中旬。土日は混むので、ゆっくり観賞したい方は平日がお薦めです。

ホタルの里 田口町

アオハダトンボ初認

2009年06月02日 22時57分25秒 | 自然観察
アオハダトンボ
 分類 トンボ目 均翅亜目 カワトンボ科 アオハダトンボ属
 学名 Calopteryx japonica
平地から丘陵地の水生植物が多い水のきれいな清流に生息するトンボ。本州・四国・九州に分布しますが、生息地は限られており、群馬県の動物レッドリストでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。

前橋市敷島町にある私の職場では、数は少ないですが、アオハダトンボが見られます。
昨年は5月17日に初めて確認したので、今年も5月初めからアオハダトンボが見られる水路の見回りを日課にしていたのですが、なかなか見られず、「まさか、ここでは絶滅・・・?」と心配していました。

しかし、今日の夕方、やっと今年初めてのアオハダトンボを見ることができました。
昨年よりも半月遅れの初認。



今日確認したのは、メス2匹。





アオハダトンボのオスは青藍色に輝く美しい翅をもっています。
メスは一見、ハグロトンボに似ていますが、アオハダトンボのメスには翅に白い偽縁紋があります。



早く、オスのアオハダトンボにも会いたいなぁ

アオハダトンボ♂ 2008年6月24日撮影

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

2009年06月01日 21時46分05秒 | 
今日は久しぶりにカラッと晴れました。

雨の休日に読んでいた本の紹介です。
講談社現代新書「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」内山節著



著者の内山節氏は、1970年代から東京と群馬県上野村を行き来する生活をしている哲学者。渓流釣りが好きで「山里の釣りから」という著書もあります。

昔はキツネにだまされたという話は、珍しい話ではなかった。しかし、ある時を境にして日本人はキツネにだまされなくなった。それはナゼか?
という疑問から、この本は始まります。

日本人がキツネにだまされなくなったのは1965年から。この時代に何があったのか?
著者の問いかけについては、様々な答えが返ってきます。
それらと上野村での生活から得られた話が絡み合い、キツネにだまされるという事象を通じて、後半は歴史哲学の話に入っていきます。

後半の歴史哲学の部分は私にはちょっと難しくて、さらっと読んだだけでは頭に入って来ませんでしたが、なんとなく分かるくらいでも面白いです (^^;)

昔に比べ“進んでいる”現代社会で、私たち日本人はどうして「キツネにだまされる“能力”」を失ってしまったのか?
様々なことを考えさせられる内容です。お薦めの一冊。

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか/講談社

哲学者・内山節オフィシャルサイト


ところで、私が生まれたのは1963年。日本人がそろそろキツネにだまされなくなってきた頃です。
残念ながら、私はキツネにだまされたことはないのですが、亡くなった祖父からは妖怪に遭遇した話を聞いたことがあります。
祖父は新潟県長岡市の郊外で暮らしていました。現在では住宅も増えてきましたが、祖父が若かった頃は、周りは田畑や森で夜は真っ暗でした。
雨がしとしとと降るある夜のこと。
祖父はワラで作った蓑(みの)を着て、一人暗い夜道を歩いていいました。
すると、蓑にポッ、ポッと青白い火が点いているのが見えたそうです。「蓑火」と呼ばれる怪奇現象の一つです。

昔はキツネに限らず、妖怪もよく出没していたようですが、今では見ることができなくなりました。少し寂しい気もします。

蓑火 Wikipedia