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グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

三河の国へ その弐 一色うなぎ編

2009年12月12日 20時07分02秒 | 番外編(県外)
愛知県幡豆郡一色町は、日本一のうなぎの産地。(県別のうなぎ生産量は、1位:鹿児島県、2位:愛知県)
田畑の中に、うなぎ養殖用のハウスが点在しているのを見ることができます。

養殖池の水温は30℃前後に加温されていますので、ハウスの中には湯気が立ちこめています。

水が茶色く見えますが、これは“汚れ”ではなく、植物プランクトンによるもので、水が澄んで透明になってしまうと(水変わり)、神経質なウナギは餌を食わなくなり、成長が悪くなってしまうのだそうです。

日本一のウナギの町を訪ねたからには、やはり味わってみなければなりません。
ということで、一色さかな広場


ここには、うなぎ生産者団体の「一色うなぎ漁協」直営のお店があり、蒲焼き、白焼き等の販売の他、できたての鰻丼も味わうことができます。

漁協直営なので、お値段もお手頃なのが嬉しい


一色うなぎの鰻丼


言うまでもありませんが、美味であります!
関東の蒲焼きは焼く前に蒸してふっくらと仕上げるのが特徴ですが、この蒲焼きは関西風で蒸してありません。その分香ばしく焼き上がっています。ウナギ自体の本来の味を楽しむには、関西風の焼き方が合っているのかも知れませんね。
同行した同僚のT君は、帰りの新幹線の中でも「いや~、一色の鰻丼、美味かったですねぇ」と言っていました。よほど気に入ったのでしょう(^^)

名古屋駅の新幹線ホームの売店で見かけ、思わず買ってしまった「ひつまぶし巻き」(900円)


その名のとおり、名古屋名物ひつまぶしが海苔巻きになっています。


ひつまぶしのように、最初はそのまま、次にワサビをのせて、最後はお茶漬けで食べられるようにワサビと抹茶が同封されていたのですが、私が一切れ食べている間に、子供たちにあっという間に全部食べられてしまいました・・・(^^;) 

これにも一色のうなぎが使われています。



一色うなぎ漁業協同組合

「一色産うなぎ」うなぎの王国


                                          

これも名古屋駅で買った「赤福」

今回は伊勢方面には行かなかったのですが、あんこの誘惑には抗いがたく・・・(^^;)

三河の国へ その壱 豊橋編

2009年12月11日 22時06分22秒 | 番外編(県外)
昨日と今日は愛知県三河地方に行ってきました。

目的地に向かう途中、ちょっと時間があったので、豊橋駅で途中下車

豊橋駅前

豊橋は路面電車が走っているんですね。


鉄ちゃんではないのですが、路面電車はいいなぁ~と思います(^^)
路面電車というと昔の交通機関というイメージですが、最近はエコな都市交通システムとして、世界的に評価されているようですね。

駅ビルの食品売り場を歩いていたら、「鬼まんじゅう」というものが目に止まりました。
初めて見る食べ物です。売り場の人に訊くと、この地方の名物の食べ物だというので、購入してみました。


普通のまんじゅうのように、中に餡などは入っておらず、生地自体に砂糖が入っていて甘味があります。サツマイモの角切りが生地に入っているのですが、発酵や炭酸で生地をふくらまさずにそのまま蒸してあるで、ふっくらとしていません。
一般の“まんじゅう”のイメージとはだいぶ違います。


生地と具のサツマイモのやさしい甘さは、なつかしい昔のお菓子という雰囲気です。
表面がゴツゴツとしていて、それが鬼や鬼の金棒を連想させるというのが鬼まんじゅうの名前の由来らしいです。

こちらも駅ビル食品売り場で買った竹輪
ヤマサちくわ 特選 (1本252円もする高級ちくわでございます)

初めて知ったのですが、ちくわは豊橋の名物だそうです

上質な笹かまぼこのような味わいでした。


ヤマサちくわ



地元新聞のTV番組欄

テレビ愛知、中京テレビはわかるけど、『メ~テレ』っていったい・・・?

攻撃は最大の防御?

2009年12月09日 22時55分07秒 | バードウォッチング
今日の昼休み、いつものようにカメラ片手に職場の中を歩いていると、カラスが大声で鳴き交わしたり、カモの群れが上空を行ったり来たりしたり、何やら騒がしくなりました。
どうしたんだろう? と頭上を見回すと、オオタカが飛んでいるのを見つけました。
そして、その近くにはムクドリと思われる鳥の群れもいます。
オオタカがムクドリを獲ろうとしているのかと思ったのですが、見ていると、どうも様子が変。
追いかけられているのはムクドリではなく、オオタカの方です。



ムクドリはオオタカにとって狩りの対象となる鳥。オオタカはムクドリにとって怖い天敵のはずです。
ムクドリは、オオタカの姿を見つけたら、さっさと逃げればよいのに、どうして追いかけたりするのでしょう?

小鳥やカラスなどが群れをなして猛禽類などに攻撃をしかけ、追い払う行動のことを「モビング」といいます。
オオタカが本気を出せば、いくら群れているとは言えムクドリなど敵ではないはずですが、ムクドリの群れに追われたオオタカは西の方へ飛び去ってしまいました。
小さな相手でも集団でつきまとわれると、オオタカも嫌気がさしてしまうんでしょうね。ムクドリからすれば、攻撃は最大の防御といったところでしょうか?
(小鳥がモビング行う理由については、よく分かっていないらしい)

ムクドリ


漢字で書くと「椋鳥」。名の由来は、ムクノキの実を食べるからとか、ムクノキの樹洞に巣を作るからなどと言われています。
種子や果物、芋虫などを食べる雑食性の鳥。農作物を食う“害鳥”でもあり、害虫を食べる“益鳥”とも言えます。
秋から冬の間は都市部の街路樹にも大集団のねぐらを形成し、その鳴き声や糞が社会問題化することがあるので、一般的には“害鳥”のイメージで見られる鳥ですね。
果物を食べると書きましたが、ムクドリは柑橘類は食べません。柑橘はショ糖濃度が高いのですが、ムクドリはショ糖を消化できないからです。
庭のミカンに鳥がつついた跡があっても、犯人はムクドリではありませんよ。




普段の鳥見では正直なところ、ムクドリやヒヨドリがいても「写真を撮りたい!」って気持ちにはならないですが、今日は天敵に立ち向かった勇気に敬意を表して撮影。

冬到来

2009年12月08日 23時12分15秒 | 季節の便り
今朝の前橋の最低気温は、今季最低の1.9 ℃。
朝がこれくらい寒くなってくると、本格的な冬が来たなぁと感じますね。

冬が来たなぁと感じるものあれこれ
イチョウの葉が散る・・・


ナンキンハゼの果実の皮がとれ、白い種になる・・・


池にマガモの数が増える・・・


エノキの葉が散り、残りわずかとなった実をオナガの群れが食いに来る・・・


ツグミをいつも同じ場所で見かける・・・

ちなみにコイツは「でぶみん」。 ヒヨドリにも負けちゃいません

生芋こんにゃくを頂く・・・

やっぱ、こんにゃくは群馬の生芋こんにゃくに限るねぇ

生芋こんにゃくには、美肌成分のセラミドが、た~っぷり含まれています。
生芋こんにゃくを食べている群馬の女性の肌は美しい! (あくまでも個人の感想です・・・)

生芋こんにゃくに美肌成分? All About[食と健康] 

オオタカ  意外と身近にいる猛禽

2009年12月07日 22時39分13秒 | バードウォッチング
ツグミやハト、ムクドリなどの鳥類を狩るオオタカは里山の生態ピラミッドの頂点に立つ生物です。
種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)の「国内希少野生動植物種」に指定され、捕獲や取引が禁じられています。また環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧に指定されています。

一時は絶滅の危機にあったオオタカですが、保護対策やオオタカ自身が環境へ適応することなどにより、近年、数が増えていると言われています。
事実、鳥見散歩していると、ちょくちょくとまではいきませんが、オオタカに出会えることが意外に多いと感じます。
例えば前橋の敷島公園周辺や我が家の近所でも度々目撃しています。
元来、山奥ではなく、人里に近い場所に暮らしてきた猛禽ですので、環境の変化への適応力はある程度あるのかも知れません。

先日、敷島公園の近くで見つけたオオタカ

クロマツの上に止まり、あたりを見回していました。
獲物を探していたのかな



カモなどは目が横を向いており、広い範囲を見渡せるようになっていますが、オオタカなど捕食性の鳥は目が前方を向いています。カモのように広い範囲を見ることはできませんが、立体視できる範囲は広く、ハンティングに適しています。


オオタカが生息するためには、森と開けた場所(草地や農耕地)がセットになった環境が必要です。群馬県内では、郊外に行けばそのような場所は少なくありません。
冬はオオタカが開けた場所によく出てくる季節です。注意して周りを探してみれば、空を飛ぶ勇姿や木に止まっている姿を見つけることができるかも知れませんよ。



オオタカ Yachoo! オンライン野鳥図鑑

NPO法人 オオタカ保護基金

オオタカ 街で驚きハンティング ダーウィンが来た(NHK)


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ジョウビタキ


シメ

メタボっぽい体型に親しみがわきます・・・

田能久でオフ会  雨上がりの夜空に

2009年12月06日 22時43分28秒 | 美味しいぐんま
昨夜は、高崎市八千代町にあるレストラン「洋食屋 田能久」で、オフ会でした。
田能久はぐんま系ブロガー諸氏から絶大な支持を得ているお店で、私も昨年から行ってみたい~と思っていたのですが、なかなか機会がなく・・・
遅ればせながら、初・田能久! (^^;)




皆さんがブロクに書かれていたとおりの美味しい料理に舌鼓を打ちながら、楽しい一時を過ごさせて頂きました。

デザートの焼きりんご


美味しい料理とともに、私が激しく反応してしまったのが、このワインのラベル

今回のオフ会の首謀者、えるさんご持参の一本です。
オーストラリアのウィマーラというワインで、このシリーズにはワイナリー周辺に生息する小鳥がラベルに描かれているのだそうです。
最初は、モズ? と思ったのですが、調べてみたらハイムネメジロというメジロの仲間でした(^^;)
センスの良い、オシャレなラベルですよね。ちなみに「ウィマーラ」はアボリジニの言葉で、「美しい風景」という意味だとか。

私は、今日が仕事だったので、皆さんよりも一足お先に失礼しましたが、外に出たら雨はすっかり上がって、空にはきれいなお月様。
急遽、かおさん、つぶさんとコンデジで月の撮影会となりました。

明るい月は20倍以上の超望遠コンデジでも手持ちでなんとか撮影できます。

楽しいオフ会でした。
幹事のえるさんかわせみさんつぶさんかおさん、そして田能久さん、ありがとうございました。

たかさき光のページェント2009-2010 (高崎駅編)

2009年12月05日 23時53分15秒 | まちなか
冬の街を美しく彩るたかさき光のページェント
今年で16回目を迎える群馬を代表するイルミネーションイベントです。
2010年の1月7日まで、高崎駅からシンフォニーロード、市役所前広場など高崎の中心市街地が光に包まれます。
昨日、高崎駅のそばまで行く用事があったので、駅にちょこっと寄ってみました。

高崎駅西口






高崎駅東口LABI1高崎前


三脚を持っていなかったので、ほとんどの写真がブレブレで使いものにならず・・・(^^;)
近いうちに、市役所前やシンフォニーロードにも行ってみたいです。
三脚持って。


たかさき光のページェント

ご当地ぐんまちゃん

2009年12月03日 22時54分35秒 | ニュース! & お知らせ
ぐんまちゃんは群馬県のマスコットキャラクター


群馬県のPRのために頑張っています。
県内はもとより、様々なキャンペーンで全国を飛び回っているぐんまちゃん。
10月に開催された『ゆるキャラまつりin彦根』にも参加しました。

もともと群馬のローカルなキャラクターであるぐんまちゃんですが、この度、さらに地元密着型のぐんまちゃんが登場。
県内36市町村を紹介する「ご当地ぐんまちゃん」です。

例えば、分福茶釜の狸の着ぐるみを着た館林市ぐんまちゃん、ふじ娘の格好をした藤岡市ぐんまちゃん、キャベツ畑で愛を叫ぶ嬬恋村ぐんまちゃん、等々。
その市町村をイメージする衣装を着たり、名産品を持ったりして、名所や名物をPRしています。

県庁の売店などで可愛いぐんまちゃんグッズが販売されていますが、これから、様々なご当地ぐんまちゃんグッズも観光地で見かけるようになるでしょうね。
まりもっこりに負けるな!  頑張れ、ぐんまちゃん!


「ご当地ぐんまちゃん」ができました 群馬県

ぐんまちゃんに注目 ←全てのご当地ぐんまちゃんが見られます



ムクロジの実 & 虫捕る子だけが生き残る

2009年12月02日 22時07分40秒 | 自然観察
可愛らしい実

ムクロジの果実です。

ムクロジは本州中部以西から四国・九州・沖縄、アジア東南部、インドに分布する落葉高木。群馬県内には自生していないので、私にとってあまり身近な木ではありませんが、神社に植えられていたりするようです。

半透明の果皮を破ると、中には黒くて大きな種が入っています。

この種は羽根突き羽の玉に使われます。

ムクロジの学名はSapindus mukurossi
属名の「Sapindus」は、『インドの石けん』という意味です。
果皮には界面活性剤であるサポニンが含まれていて、洗浄効果があり、昔は洗濯に使われていたとか。

果皮を手にとり、水を少々垂らしてゴシゴシしてみると、確かに石けんのように泡立ちました


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「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか
虫捕る子だけが生き残る

小学館101新書

解剖学者の養老孟司、生物学者の池田清彦、仏文学者で日本昆虫協会会長の奥本大三郎の三氏による鼎談です。
あまりにも“怪しげ”なタイトルなので、最初に書店で見た時には買うのをためらいました(^^;)
で、図書館で借りて読んだのですが、これが面白い。(もっと早く読めばよかった)
中身は、大の“虫キチ”であるおじさんたちが虫をとおして語る教育論、文化論、環境論。
細かい部分では、ちょっと暴走気味?というところもあるのですが、三氏の考え方には、概ね同意・共感できます (^^)

野山や川で虫や魚を追い回して遊ぶという経験は、子供の健全な成長に絶対必要なことだと思います。
その前に、そういう場所を残す(あるいは再生する)ことが我々世代の義務ですね。

利根川のサケ  長く厳しい旅の終わり・・・

2009年12月01日 21時38分35秒 | 
利根大堰では、昭和58年から魚道を通過するサケの数を調査しています。
平成8年まで、利根川を遡上するサケは300尾未満でしたが、その後徐々に増えて、平成14年には1千尾台に、17年には2千尾を超えました。以降毎年、最高記録を更新し、昨年は5,606尾でした。
今年は、例年になく遡上が多く、11月14日に昨年の記録をあっさり追い越し、11月29日現在で8,799尾。一万尾超えは確実です。

平成21年利根川サケ遡上データ 利根導水総合事業所

今年は特に遡上数が多いので、県内各地で川を遡るサケの姿が目撃されているようですが、前橋市内でもサケの産卵を観察することができます。

先日、田口町の河原で、産卵後のサケ♀の死体を見つけました。

尾びれの付け根付近の筋肉が露出するほど激しく痛んでいます。
メスが体を横にして、尾びれで川底を激しく叩きながら直径50㎝~1mほどのすり鉢状の穴を掘ります。そして産卵が終わると再び尾びれを使って穴を埋めます。だから、メスのサケは、尾びれ付近がスレて傷んでしまいます。
産卵の終わったメスは産卵場所の止まり、他のメスが自分の産卵場所を掘り返さないように守ります。しかし、それは長い間ではありません。やがて力尽き、下流に流されて写真のように岸に打ち上げられます。

産卵床(「さんらんしょう」と読みます)

赤丸で囲んだ部分は周囲と石の色が違います。サケが掘ったので、石が洗われているからです。

銚子の河口から、この場所までは約200㎞。利根川は大河のため、これほどの距離を遡らなければならないのです。産卵のために150㎞~200㎞も遡る必要のある川は日本にはほとんどありません。
サケが産卵遡上する南限の川、利根川はサケにとって厳しい川です。
でも、利根川で生まれたサケたちにとって、ここはやさしい母なる川。

群馬の川に帰ってきたサケたちはどこのサケよりも過酷な旅をしてきたのです。
彼らの子供たちが、また元気に帰って来られるように、川を守るのは私たちのつとめですよね。


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【今日の鳥】
ジョウビタキ


オナガ

黒いベレー帽で目が分かりにくいのですが、よく見るとオナガって目が大きかったのね