グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

川場村散歩 虫たち

2011年07月11日 21時07分05秒 | 自然観察
今日も群馬は暑かった。前橋の最高気温は35.5℃、3日連続の猛暑日。
沼田は34.1℃、みなかみが32.1℃でしたので、川場村でも33℃くらまで上がったと思います。でも、川場村では少し日が傾くと、嘘のように過ごしやすくなります。

今日の川場村


ルリシジミ


アゲハモドキ

ジャコウアゲハ♀に擬態しています。

カマキリの幼虫

だいぶ大きくなってきました。





セマダラコガネ


オオシオカラトンボ


ホタルが棲む小川の横で見つけたオニヤンマの抜け殻

よく、こんなにきれいに殻を脱げるもんですねぇ
日本のトンボは1年に1世代のものと、1年に2世代を繰り返すものがほとんでですが、オニヤンマは羽化するまでに5年もかかります。オニヤンマの羽化がみられるということは、長期にわたって良好な環境が維持されている証拠です。


先日紹介したキアゲハの蛹

7月6日には、少し緑色がかっていましたが、翌日には周囲の色とまったく同じ色になりました。まだ羽化の気配はありません。
キアゲハが蛹から羽化までに要する積算温度はどれくらいなのかは、私にはよく分かりませんが、この蛹がある場所は、もろに夏の強い日差しが当たり、かなりの高温になっていますので、羽化までに、そう長い時間はかからないのではと思っています。それよりも温度の上がり過ぎが心配・・・。

こちらは7月4日に紹介したセグロアシナガバチの巣

働き蜂が現れました。
これからは少しは楽ができるね、女王様 (^^)

田んぼの生き物調査

2011年07月10日 20時23分34秒 | 自然観察
昨日、梅雨が明け、夏本番を迎えた関東地方。
今日の前橋の最高気温は36.8℃。


午前中は、隣町の町内会主催の田んぼの生き物調査の講師。この調査は昨年に引き続き2回目です。
参加者は小学生が20名ほど。

休耕田を利用して造成された小さな池とその周りにどんな動植物がみられるかを調べました。

カブトエビ


ガムシ類(おそらくコガムシ)の幼虫

ガムシの成虫は藻類などを食べますが、幼虫は肉食性。鋭く大きな顎で獲物を捕らえます。

タイコウチの幼虫

タイコウチは大型の水生カメムシ。オタマジャクシや小さな魚を大きな前脚で捕え、体液を吸います。

アキアカネ




ベニシジミ


サワガニ


ヒメタニシ


モノアラガイ


ニホンアマガエル

今回見つかったカエルはニホンアマガエルだけでした。

今回の調査で見つかった生き物(前橋市K町2011.7.10)
ヒメタニシ、モノアラガイ、サカマキガイ、カブトエビ(アメリカカブトエビ?)、サワガニ、ミズムシ、クロイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、アキアカネ、タイコウチ、アメンボ、ハイイロゲンゴロウ、コガムシ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ショウリョウバッタ、ギンブナ、ニホンアマガエル

嶺公園  キビタキ・蝶々・蜻蛉・タマゴタケ

2011年07月09日 21時07分04秒 | 自然観察
気象庁は本日、九州北部、関東甲信、北陸で梅雨明けしたとみられる、と発表。
今年は梅雨入りが早かったですが、明けるのも早かったですね。
今日の前橋の最高気温は35.3℃の猛暑でした。
午後、暑さのピークが過ぎてから嶺公園へ。

今日もキビタキが大きな声でさえずっていました。


キビタキは、もう少し標高の高いところに行くものだと思っていましたが、嶺公園あたりにとどまるものもいるんですね。


トラフシジミ(夏型)


トラフシジミには季節型あり、春と夏で翅の色と模様が異なります。
春型はこちら↓


チダケサシで吸蜜するキマダラセセリ


オオチャバネセセリ


コシアキトンボ

全身が黒で、腰のあたりが白く空いているようにみえるの「腰空とんぼ」の名の由来。

オオシオカラトンボ


モノサシトンボ


雑木林の中で赤くてかわいいキノコ発見
まだ幼いタマゴタケです。


生長したタマゴタケ

毒キノコのベニタングタケに近い種類で、見た目も毒がありそうに見えますが、タマゴタケは食用キノコで、味も良いそうです。


川場村散歩 ゲンジボタル

2011年07月08日 23時25分15秒 | ホタル
今日は四国から東海地方で梅雨が明けたようですが、職場のある川場村も蒸し暑い一日でした。
風もなく蒸し暑い日は、絶好の蛍日和。
ということで、今宵は、職場の近くを流れる小川でゲンジボタルの光の舞を楽しみました。

ふわふわと舞うホタルの光は、いいものですねぇ
写真は、あまり上手に撮れませんでしたが・・・(^^;)


ホタルの仲間は世界中に約2,000種、日本には約50種が生息しているといわれています。日本でホタルと言えばゲンジボタルとヘイケボタルで、両種とも幼虫時代は水中で生活しています。だからホタル水辺の昆虫というイメージがありますが、実は、幼虫が水中で生活する種類は、ホタル全体の中では極めて特殊です。大多数のホタルは幼虫時代も陸上で生活しています。

ホタルに興味を持っている人にお勧めの本
私の昆虫記② ホタルが教えてくれたこと 矢島稔・著 偕成社

ジュニア向けの本ですが、読み応えのある内容です。

川場村散歩 ニホンカワトンボと月の女神

2011年07月07日 21時09分36秒 | 自然観察
バイカモが繁る小川沿いを散歩。

ニホンカワトンボ


バイカモに止まったこちらのオスの視線の先には・・・


産卵中のメスがいました。


オランダガラシ(クレソン)では、たくさんのモンシロチョウが吸蜜していました。

モンシロチョウは一番身近な蝶と言えるかも知れませんが、実は昔々にアブラナ科の農作物とともに日本にやってきた外来種です。

モンシロチョウによく似たスジグロシロチョウは在来種

              (2011.4.30撮影)

クロヒカゲ

ぱっと見は地味だし、名前のとおりちょっと薄暗い場所が好きなので、あまり虫が好きでない人からは「うわ~、蛾だぁ~、気持ち悪い~」なんて言われてしまいそうですが、よく見れば、なかなか美しい蝶です。(まぁ、そもそも鱗翅目を「蝶」と「蛾」に分けることは、科学的にはまったくナンセンスなんですが・・・)
クロヒカゲの学名は、Lethe diana 。
dianaは、ローマ神話の月の女神。処女性と狩猟の守護神です。クロヒカゲにぴったりの名前ですね。

ヤブカンゾウ

かなり古い時代に中国から渡来した帰化植物とされています。三倍体のため、種子はできません。


キアゲハの蛹

2011年07月06日 21時57分23秒 | 自然観察
昨日、職場で蛹に変身する直前のキアゲハの幼虫がいました。

すでに糸で体を固定しています。前蛹と呼ばれる段階です。この後、脱皮して蛹になります。

今朝、見てみると蛹になっていました。


羽化するところを見てみたいけど、無理でしょうね




今回見つけたキアゲハの蛹のように、お尻を木の枝などにくっつけ、胸に糸をかけて体を固定している蛹を帯蛹(たいよう)と言います。セセリチョウ科、アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科がこの形の蛹を作ります。
それに対して、タテハチョウ科の蛹は、お尻の部分だけで頭を下にしてぶら下がっています。

スミナガシ(タテハチョウ科)の蛹

このような形態の蛹を垂蛹(すいよう)と呼びます。

成虫



今日、前橋で、かなり赤くなったミヤマアカネを見ました。



カナヘビの交尾

2011年07月05日 22時27分29秒 | 自然観察
ニホンカナヘビが取っ組み合いのケンカをしている・・・ と思い、近くに寄ってみたら、交尾でした(^^;)

背中を見せているのがメスです。

オスはメスの腹にガブリと咬みついています。痛そう~
乱暴なオスだなぁと思われるかもしれませんが、オスがメスの腹に咬みつくのは、カナヘビの交尾では普通のことです。


そのうち、赤ちゃんカナヘビのカワイイ姿が見られることでしょう。


川場村散歩番外編 迷い込んできた蝶

2011年07月04日 22時15分44秒 | 自然観察
毎日暑い日が続きますね。
職場のある川場村は標高が高いので、まだエアコンは一度も使っていません。この場所に4年間勤務している同僚によれば、真夏でも扇風機だけで大丈夫とこのと。ありがたいことです。

先日、開けっ放しの入り口から部屋の中に蝶が迷い込んできました。
テングチョウ

タテハチョウ科テングチョウ亜科に分類されるチョウ。テングチョウ亜科に属するチョウは日本ではテングチョウのみです。

名前の由来になっている天狗の鼻のような突起はパルピ(下唇髭)と呼ばれる器官です。


パルピ(下唇髭)はテングチョウの専売特許ではありません。他のチョウにもあります。シジミチョウの仲間でもよく目立ちます。でもテングチョウほどではないですが。


ヒオドシチョウ

タテハチョウ科タテハチョウ属のチョウ。東ヨーロッパから東アジアにかけて広く分布するそうです。

年1化で、初夏に羽化し、成虫で越冬します。


翅の表側の美しさとは反対に、裏側はとても地味。翅を完全に閉じて木に止まっていたら、見過ごしてしまうでしょうね。



5月18日に紹介したコアシナガバチの巣ですが、その後、女王が行方不明になってしまいました。どこかで事故にあったのでしょう。
職場の別の場所に作られたセグロアシナガバチの巣


大きくなった幼虫が見えます。

もう直、働き蜂の姿が見られそうです。注意しつつ観察を続けたいと思います。


桂川(山梨県)でアユ釣り

2011年07月03日 21時40分53秒 | 釣り
この土日は、山梨県都留市を流れる桂川に行ってきました。
関西、中部北陸、関東のアユ釣り好きの同業者が集まり、アユに関する研究&釣りの情報交換と釣り大会です。
この集まりは13年前から毎年開催されています。私はたま~に参加 (^^;)


釣っているのはこの集まりの主宰者、水産総合研究センターのK野氏

きたっ!




今日行われた釣り大会(約5時間)では、優勝者の釣果は18尾でした。
私の成績ですか?
う~ん・・・・
察してください・・・ (^^;)


桂川は主に湧水が水源とのことで、水はきれいで、釣れたアユも美味しかったのですが、川にゴミが目立つのがちょっと残念でした。


桂川の河原で見かけた虫たち
アキアカネ


サナエトンボの仲間


フキバッタ