酒井法子の弟、今度は児童福祉法違反で…

2013-05-30 19:17:56 | ニュース
 お姉さんの方は、やっとBSのドラマ復帰を果たすというのに弟さんも頑張ってます。

 福岡県警で30日、指定暴力団山口組系員として他7名と共に逮捕された。

 今度はクスリじゃなく、暴力でもなく、児童福祉法違反の疑いだ。

 18歳未満の少年2人を組事務所で働かせた疑いらしい。


 色々ありますね。次から次へと。


 あれだけあったお姉さんが元気である分、回りに不幸が回ってるような気がする。

 かばってくれた建設会社の会長の死、元事務所の会長の死、そして弟の短期期間での2度の逮捕。

 本人が元気そうにやっている分、回りに歪みが言っているような感じ…。


 そういう運の人なんでしょうかね。


 それでも本人の打撃は大きいと思いますが…。



幻の王女 チャミョンゴ 第31話

2013-05-30 15:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 王子様より大事な人ができました。ワン大将軍です。私は結婚します。
 チャミョンはホドンに告白した。
 
 孤独や悲しみ王座への執着をあなたは抱いている。その重荷を分かち合えません。

 嘘だ。愛していないのにと言うホドンに、王子さまだって王太女を思っているでしょ。同じです。結婚したあとで、愛をはぐくむ。ダメですか?
 両親が決めたことです。従うつもりです。

 ホドンはそれを聞き、じゃ、お前を殺すしかないという。
 他の男に渡すくらいなら殺すしかない。
 
 チャミョンはその言葉に、それほど愛しているなら、楽浪国と争わないでという。両国が仲良くすると約束して下さい。

 ホドンは両親は何者だと聞く。大将軍と結婚するくらいなら、有力な貴族かという。
 
 戦は必死だという王子に、チャミョンはもらった笛を帰した。
 あなたが祖国が大事なように私も祖国が大事です。

 そこへ、ホルなど、楽浪国の兵が現れた。

 殺さなければいけません。チャミョンは言った。

 チャミョンにお前がいては邪魔になるといい、どかしたホドンは、楽浪国の兵にとり囲まれた。

 どうにか逃れ、ホドンンはどうにか逃げ出した。それを負うホル達。ラヒとトスギはその様子を見て、そのあとを追う。


 チャミョンは王宮に帰ると先祖の元で祈っていた。

 王子様は哀れな方です。どうぞお守りください。楽浪国をお守りください。

 すると1人の女が現れた。いつかジャシルに呼ばれた巫女だ。

 欲張りですよ。1つを得たければ、1つを失う。

 チャミョンは彼女を知らないので、誰かと訪ねる。巫女は王女様の運命を知る者ですと答えた。

 他に方法はないのですか?すると巫女は言った。この世を離れることです。死ぬ覚悟はありますか?
 
 
 ホルはホドンを追い詰めたホルを見つけ、止めよと言った。

 ラヒは自分に会いに来たと思っているから、理由は知ってます。早く逃げてという。

 トスギに川の近道へ案内するように伝えた。ホルはそれをとがめるが、ラヒは聞く耳を持たない。
 
 ホドンはラヒに、感謝する。済まないと言い逃れた。しかしラヒは王子は私の客人だと言い、ホルは絶対に逃がすなという。(確かに王太女と言ってもその勘違いに付き合っていられない気分は判らなくもない。敵が勝手に領地入ってきたんだから追われても仕方ない)

 どうしても終えと命令を出すホルにラヒは剣を抜き、王太女の命令が聞けない者は家臣ではないと言い放った。



 これ、どっちが滅茶苦茶かというと、やはり王太女のような気がしますが…。形だけでも追えと言って、逃げる道を探すのが最善かと?大体、ラヒが恋しくて会いに来たのなら、ラヒにかける言葉だって、感謝するじゃないと思う。思う女が生命がけで救ってくれたのなら、もっと暖かい言葉が出るのが恋する男が、女を追ってきたときじゃないのか?


 
 しかし客人を殺すなど、楽浪国の恥と言ってしまう。権力の使い方をなんか勘違いしてる典型のような…。

 トスギと別れたあと、テチュが迎えに来た。2人は急いで高句麗への川を渡った。
 
 ラヒはホルに剣を向けていた。家臣の中から、王太女は何故私たちに剣を向けるのですとしごくごもっともな意見が出ていた。

 味方を斬るのですか?違う者も言った。(これが恋と、実は思われてないのに、思われてると思う勘違いから来るもの…なのだと思いますが)

 ホルは仕方なく、兵士を斬った。それに驚いた王太女は何故斬ったかと聞くが、敵国の王子を逃がしたからです。彼らをそれを見ている。このまま放っておけば、似がしたラヒも処罰の対象となる。

 裏切ったつもりはないというラヒに、じゃ、男に目がくらんだのかとホルは詰め寄る。(ええ、その通りです)

 王太女は無礼者とホルを打つが、王太女になった時式で言った言葉を忘れたのですかと言われる。
 
 私は民を愛し、もしそれに反した時は斬られてもいい、彼女はそう言っていた。

 ラヒは私は恩人に恩を返しただけだと言い張った。
 嘘でないことを祈りますと、歯を食いしばりながらホルは返した。

 ホルは王子を川の近くまで送り届け、戻ると、ホルはお前とは縁を切った。これからは王太女の家臣として仕えるのだ。

 
 先祖の前で祈っているチャミョンにホルはホドンが投げ捨てた笛を渡した。

 王子様は?
 今頃川を渡っているでしょう。申し訳ありませんが、ホドンを殺せませんでしたという。今回の件で楽浪国を恨むでしょうね。

 ラヒが自分で話すと言ったが、話すと、実母のジャシルは怒り、ラヒを打った。陛下の苦労が水の泡です。いくら恩人であろうと助けるなどとは考えられません。 

 チェ・リはお前に失望したと言った。王に取って兵を斬られることは身を切られるように辛いことなのだ。自分が育てた部下を斬る気持ちが判るか?

 しかしラヒはタオチやハオゲ将軍を斬った者には寛容で私には厳しいのですねという。(だって立場が違うもの~)

 ジャシルでさえ、あなたは王太女なのですよという。

 祖国を守ることに生命をかけられなければ、王にはなれんと、チェ・リは言った。そしてお前の罰が決まるまで部屋で謹慎しろと言い渡した。

 そしてラヒが去った後、ジャシルは全てをプク(王后からその呼び名は止めろと言われても)が悪いのですという。

 ホドンはテチュが高句麗王にどう説明するつもりか尋ねても、プクの両親が誰か間者に確かめろという。恐らくは高官だ。


 高句麗王はもうすぐ戻るというホドンを罪人として連れて来いと言っていた。
 ウルドゥジは自ら帰国されるなら、罪人ではありませんと反対する。

 しかし他の者に王命に背き、逃げ出したことが罪なのですよと言われる。

 王宮に戻ったホドンを縛りあげようとするが、抵抗され、私の身体に触るなと言い、父である王に直接会いに行こうとする。家臣はそれを止めるよう命令を出す。

 報告を受けた王后は王子になりたい、太子になりたいという思いが爆発したのだ。こっちも、もう気がふれたという扱いだ。
 自らホドンがどんどん墓穴を掘ってくれれば、自分の子、ヘエウが王子となり、王になるのも近くなるわけだ。喜ばしきことだ。
 そして王を殺したいのだろう。昔からそうだ。待たされ過ぎて王を殺した王子はいっぱいいる。

 王の元へ向かう途中、王后が立ちふさがり、無礼め、剣を手にして王に会うのか?と言う。

 しかしホドンはヘエウを斬らなくても安心するのは早いですよ。そこをおどきくださいという。王后は早く捕まえろと、叫んだ。

 しかし、王はホドンを中に入れろという。
 中ではまだ王子は反逆者だ、違うと家臣が揉めていた。
 
 王は他の者を外に出した。

 ホドンは剣を差し出し、私をお見捨てくださいと言った。差し出した剣でお前を殺せと言うのか、父上の思う通りに。
 過去を悔い改め、王に尽くします。楽浪国を討ちます。お見捨てください。
 見捨てるとはどういうことだ?王が聞く。

 ウナルは、ワン・ホルには勝てません。高句麗国の人口は18万人、楽浪国は30万人、兵がたりません。
 兵にする年齢を15歳から14歳に引き下げ、国境を越えてくる流れものなどを兵に育てるのです。
 今回の件で私を見捨てたと公表し、楽浪国に噂を広めてくください。その間に兵を育て、楽浪国を討ちます。そして父上の手中に収めます。

 何故、急に気が変わった?と王が聞くと

 ワン・ホルを斬ります。
 そしてワン・ホルの妻をとります。

 つまり、チェ・リの娘のラヒがワン・ホルと結婚するのか?
 ホドンはそれには答えなかった。

 そしてホドンのもくろみ通り、ホドンが切り捨てられ、国境近くの城に幽閉されると刑が出た。
 しかし、王后の父は幽閉などは可哀想だ、いっそ自決をお勧めくださいという。

 

 この爺さんもくえんから、まなじ生かしておいたらまた反逆してくると思っているのだろう。

 
 
 王后まで乗って、自決を勧めろという、今の内に確実に亡き者にしておきたいのだろう。


 
 叔母のヨランは止めたが、王はホドンに剣を渡せと命じた。

 王は既に幽閉すると告げた。あとは、任せるという。ヨランはホドンに近づき、止めるよう、いう。
 ヨランは、産みの母にお前の事は頼まれた。思いとどまりなさいと必死に説得した。
 そして、ホドンは、城へ行く道を選択した。

 楽浪国ではチャミョンをどうするかでまだ言い争っていた。家臣はチャミョン様が王女だと知らないからだという。
 殺してしまえばいいと言い張るジャシル。

 そして、チェ・リは大将軍がチャミョンに求婚したことを明かした。

 またジャシルがきいきい怒るかと思えば、謹慎中のラヒが飛び込んできて、ホドンが幽閉されたのは本当か?と聞く。家臣は自決を拒んで笑い物になり、王子の地位を廃されたと答えた。

 ラヒはハソに自分の気持ちを話していた。
 王太女と言っても女の感情はあります。ホドンは私のためにすべてをなげうったのです。(素晴らしい勘違いですね。楽して生きてくると、世界自分中心に回ってる。みんな私を愛してると思う。典型ではないでしょうか)

 ハソはチャミョンがすでに結婚していると言った話を思いだし、ラヒにホドンは本当にあなたに会いに来たのですか?と聞いてみた。
 では、プクに会いに来たと?結構判ってるじゃない。王太女様。

 ハソがそうかもしれないと告げても、縁を斬ったはずですと、王太女は頑張る。
 ハソは男の言葉を丸々信じてはいけません。

 しかし、ここで王太女は鋭いことをいう。プクがチャミョンですか?

 ハソは、あの子が妹のチャミョンなら優しくしてあげられますか?
 しかし、ラヒはあの子がチャミョンなどあり得ませんと納得しない。
 ハソは私のためにチャミョン似優しくしてやってくれと頼む。

 ラヒは考えた末、死んだ妹なら可愛がれる。でも生きているなら話は別だ。ましてプクなら無理です。」

 そしてチェ・リの判断が出た。将軍を斬った罪はラヒを助けたことで免責とする。
 しかし、知らぬとは言え、将軍を斬った罪は重い。王女としては認めない。そして大将軍は娘と結婚して幸せにしてやってくれと言う。
 ジャシルがまた認められないと騒ぐが、ヤンエが第1夫人の私が認めているのですよという。
 とうのチャミョンは、大将軍とは結婚しないという。
 ハソが王女の結婚は王が決めるのですよと言っても、チャミョンは結婚をせず、楽浪国のために尽くすという。
 そして私は夜離れすると決めた。巫女になります。
 
 チャミョンにそれを勧めたハラブ山の巫女が王を訪ねてきた。

 ハソは運命でも娘を巫女にしたくない。女として幸せになってほしいというが、しかし巫女はそのような幸せもあれば、国のために自分を捨てる苦難の人生もあるのです。
 ハソはそんな辛い人生を歩む必要はないという。
 チャミョンは、お許しください、巫女になるのは先祖の意志なのです。
 
 しかし、まだジャシルはチャミョンを殺す気だ。(趣味になってしまったのだろうか?)
 この先、生きていればなにが起こるか判らない、これが最後のチャンスだという。そしてまたチソが出動する。

 公の場で、プクに対する刑が出た。毒を与えられる。
 
 本当のところ、形だけでドクはないのかもしれないが、本当にチソが毒を入れた。しかし判決としては、プクとして下される。
 プクは毒を飲んだ。

 プク…チャミョンは、飲み干すと、血を吐いた。みんな様子がおかしいと思った。そして巫女はジャシルをにらんだ。見抜いたのだろう。
 チャミョンは、倒れ込んだ―――。
 
 

 

 

 

人魚の森  人魚の森(前後編)  

2013-05-30 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 昔見たことがあるアニメで、そのときも最初から見ていない。今回もそうなった。ここから突然見始める。
 これが第4,5回です。


 湧太(ゆうた)は昔漁師をしていた。そのとき人魚が流れ着き、仲間たちと面白半分に肉を食べた。しかし、人魚の毒にあたり他の者は死んだ。湧太だけが生き残り不死の身体を得た。

 湧太は孤独にい来ることになる。知ってる人は全部死んでしまう。元の人間に戻りたくて人魚に会えば元に戻れると言うと話を信じて500年間の旅に出る。

 そこで人魚の里と言う所で真魚(まな)と出会う。真魚も人魚の肉を赤ちゃんのときに食べさせられて不死になっていた。しかし真魚は美しく成長するまで閉じ込められていた。人魚の肉を食べた美しい娘の肉を食べると若がえるらしい。

 それを救い、湧太と共に旅に出る。そして真魚から人間に戻る方法はないと聞かされた。

 神無木(かなんなぎ)家に車に轢かれた真魚が助けられるが、彼女の目的は、真魚の遺体だった。椎名医師が見たときは死亡していた。しかししばらくすると不死の真魚は生き返る。

 この家には双子の姉妹登和(とわ)と佐和がいる。家には代々人魚塚が置かれており、父は人魚の研究をしていた。そして病弱で死にかけていた登和にではなく、佐和に人魚塚を知らせる。
 佐和は姉を死なせたくなく、人魚の血を飲ませる。

 人魚の肉は毒が強い。食べても誰でも不死になれるわけじゃない。たいがいは死んでしまうか、半分会場のようななりそこないとなる。登和も血を飲み、方手だけがなりそこないとなった。その手が悼むという理由で亡くなった娘を連れてきて、手をすげかけていたが、時間が経つとまたものとのなりそこないに戻ってしまう。
 真魚が死んでいなかったことから、真魚の首から自分とすげ替えるという。今まで協力してきた椎名医師も生きた娘の首を切り落とすことはためらった。じゃ、私がやるわと登和が刃物を手に取った時、湧太が閉じ込められていた牢からやっと逃げ出す。牢にはやはりなりこそないの犬がいて、湧太を襲っていた。

 溜まり兼ねた佐和はやっと人魚塚を教えるという。人質として真魚も連れて行かれる。
 
 そこには人魚のなりそこないと人魚がいた。しかし、凄いもので、ずっと干されたようになっているのに、人魚は生きていた。

 登和は人魚の肉を取るとそれを佐和に差し出した。
 不死になりたがっていたのは、佐和だという。しかし佐和は姉の登和で実験をした。佐和は普通の女の人生を全うしたが、登和は父親が生きている間中、半分化け物になった為座敷牢に幽閉されて生きた。
 だから佐和も醜い老人の姿のまま生きろと佐和に人魚の肉を食べるように強要するが、姉が復讐のため生きてきたことにショックを受け、心臓発作で亡くなってしまう。

 登和は頼んで、人魚塚も屋敷も全て椎名に燃やさせた。椎名は元々登和の婚約者だったという。

 真魚は死ぬということが判らない。湧太がもし俺がいなくなったらどうすると聞くと探すという。探しても見つからなかったら?見つかるまで探すと言い続ける。


 人は不死を求める。しかしそこにあるのは、たいがい悲しい現実だけだ。みんなが不死ならいいが、自分1人というのは、自分だけがいつまでも取り残り、嘘をついて時代に合わせてその時代の若者として生きていくしかない。それが永遠に続くとしたら…。

 それは地獄だろう。

米・リアリティ番組の悲劇、現実と混同した男

2013-05-30 02:18:11 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ライアン・ジェンキンズは魅力的な男だった。話術にも長け、恋愛リアリティ番組に出演した。
 人気モデルのマリリンの恋人を探すという番組で、選ばれれば彼女と付き合える、賞金が出るという内容だったようだ。

 つき会えるというのは、番組の売りのようなもの、で実際はリアリティ番組の中だけの話だった。

 しかし、最初は、ライアンを気にいって最後まで残していたマリリンも、ライアンが、現実と番組を混同し、本当に自分を誘ってきてつき会おうとしてることに気付き最後に落とした。

 ライアンは失意のうちに故郷のラスベガスに帰るが、まだ番組が放送されていないため、単にテレビに出た男と言うことで、注目の的になっていた。

 そこへ現れるのが、ジャスミン・フォレストという女性だ。

 1流のモデルになることに憧れていた。しかし回ってくるのは小さなモデルの仕事、低予算の番組の出演ばかりだった。

 しかし豊胸などをしてから徐々に変わっていく。
 男達は綺麗な女を侍らせるのが好きだ。そこに目を付け女の武器を手に男達に近づいて行く。

 そして彼女はプレイメイトにもなる。


 しかし、そこで彼女は、ライアンと出会ってしまう。これが全ての悲劇の始まりだった。
 ライアンは、リアリティ番組でマリリンに振られたことでかなり落ち込んでいた。だから2人が出会い、2日間しか付き合いもないうちに2人は結婚した。ライアンには傷を癒す意味があったようだ。


 ライアンはそれなりの資産を持ち、ジャスミンに贅沢をさせた。これだけなら、ジャスミンには成功した結婚とも言えなくはない。

 しかし友人に聞かれてもライアンは、何故結婚したか判らないと答えたことがあるらしい。

 それほど、彼にとってはマリリンのリアリティ番組に出演した際の失敗が傷となり、癒やしを、止めていたのだろう。
 ジャスミンにとっては魅力溢れれ、それなりにリッチに見えたライアンが魅力的なだけだった。

 
 しかしライアンには凶暴性もあった。ジャスミンをプールに就き落として、2か月入院させたこともある。
 その間、2日間拘留されることになった。

 しかしその内、ジャスミンの浮気が始まる。ロバート・ハズバンという男が相手だったようだ。

 その内、2人の間に亀裂が入り、別居に至ったが、その間、なんとか修復を考え、25万ドルの出るリアリティ番組に出演している。


 夫婦仲はけして上手く行っていたとは言えなかっただろう。

 彼の出た次のリアリティ番組も数人の女性と数人の男性が集まり、それぞれ会話を交わして優勝者を決めるような内容の番組だ。
 ここでも彼は得意の話術を生かし、優勝し賞金を得た。しかしこれものちの事件のせいか放送はされていない。


 その後、2人はサンディエゴに旅行に出かける。ここで悲劇が起きた。ライアンはジャスミンに暴力をふるい、殺してしまった。直接の死因は絞殺らしいが、そのあとがいただけない。

 彼は、持っていたスーツケースにジャスミンを押しこめゴミ捨て場に捨てたのだ。

 誰だか判らないように指を切り落とし、歯をすべて抜いていた。

 しばらくジャスミンは失踪と言う扱いを受けていたが、捜査が進み、夫のライアンに疑いが向いた。

 彼女がジャスミンと判ったのは、皮肉なことに豊胸にした手術のためだった。
 入れていたシリコンに製造番号が入っていた為、そこから身元が判ったのだ。

 人生ってなにが幸いするか判りませんね。豊胸にしてシリコンを入れてなかったら発覚しなかったかもしれない。

 リアリティ番組というのは、番組を面白くするため、わざと怒りやすい人、特徴のある人を選ぶようだ。
 揉めて争ってくれた方が番組としては盛り上がる。

 しかし、最初のライアンのリアリティ番組に出演のときの書類検査で、彼が暴力をふるった前科があったことをスタッフは見落としてしまっていた。

 危ない男をそのまま番組に出し、現実と番組という虚構のギャップが判らず、そのあと、とんでもない、道を辿ることになったのだ。

 ホテルの防犯カメラに映像が残っているが、ジャスミンをスーツケースに入れため、本来中に入れれていたものを何度も部屋と車を行き来し、運ぶ様子が残っている。
 それ自体は、どちらかというと、間抜けな映像になっている。

 そして、警察が本格的にライアンの逮捕に向かった時、違うホテルでライアンは首を吊って死んでいた。

 魅力的で話術に長けた男でも、したことの責任を取れる男ではなかったらしい。

 ライアンが起こした事件であり、ジャスミンは浮気という問題はあるものの被害者である。


 しかし、この事件はリアリティ番組の罪の功績も大きいように思う。