週刊文春が、中居騒動について記事の内容を修正していた、ということが話題になっている。
どこが変わったのかと言うと、当初の記事では「被害者である渡辺渚アナウンサー(記事では、もちろんXさんになっている)は、先輩(上司?)である中島プロデューサー(これも、もちろんAプロデューサーになっている)から誘われて中居との飲み会に参加する予定だったけど、直前になって中島たちがドタキャンしたので、中居と渡辺二人だけの飲み会になってしまった」というもので、しかも場所はホテルかどこかの宴会場、という内容になっていた。
それが、修正版では「渡辺を飲み会に誘ったのは中居であって、中島プロデューサーは関与していない。しかも、場所は中居の自宅であってホテルではない。しかも、中居からは『本日は大雨なので、他の二人は断ってきた。あなたと二人だけになるけどいいか?』という打診があったのだけど、渡辺はそれが中島プロデューサー主催の飲み会の延長だと判断して参加することにした」と変わっていた、ということらしい。
これを、一部には「大問題だ!」と大騒ぎしている人たちもいるようだけど、確かに問題となった飲み会に、問題児として挙げられていた中島プロデューサーが関与していなかったのだとすると、問題が根底から覆る可能性だってある。
ところが、先にフジテレビの記者会見の時に解説していたとして取り上げたアディーレ法律事務所の石丸弁護士が面白い解釈をしていた。
<石丸弁護士の解釈>
本来であれば、中島プロデューサーとしては、件の中居騒動についてはまったく関与していないのだから、名誉棄損として訴えてもおかしくないことである。
ところが、そのような動きはまったくないし、フジテレビとしても「中居騒動には関与していない」というコメントを出したものの、文春砲に対して厳しい態度を取ってはいない。
つまり、文春としては、中島プロデューサーが今回の中居騒動には関与していないけれど、同様のことは何度もやっているという証拠をすでに持っているのではないか。
だけど、そのまま記事にしたのでは、中居本人に対してはともかく、フジテレビに対してはたいしたインパクトがない。
これをフジテレビの根本的な問題として大きく取り上げるために、あえてそのような記事にしたのではないか、というものである。
ネットなどでは、「文春は、しらっと記事を訂正している」などと批判的な声が多かったのだけど、そもそも第一報が報じられたのは年末拡大号であり、その訂正版は年明けの第一号にて謝罪とともに掲載された。
つまり、大半のジャーナリストは、訂正したという事実を当然知っていたはずである。
にもかかわらず、1月27日の記者会見(一回目の記者会見が行われた後、猛批判を浴びたために、再度開催したもの)では、10時間もの長時間であったにもかかわらず、その点について指摘した人は誰もいなかった。
なかなか面白い解釈だと思う。
つまり、文春は意図的に誤報を記事にすることで騒ぎを起こし、それを確認した上で、年始にしらっと訂正したというわけである。
もちろん、フジテレビとしても、仮に訴訟を起こしたとしても、それ以外の問題が続々と出てきそうなので、あまり騒ぎを大きくしたくないだろう、と読んでいたのだろうと思う。
もちろん、ジャーナリストたちとの出来レースではないと思う。
バカなジャーナリストは、その意図さえ理解できないだろうし、下手をしたら自分たち(文春側)にも向かってくる危険性はあることもわかった上で、あえてそうしたのだろうと思うが、大半のジャーナリストは、文春の意図通り(?)フジテレビ内部の問題として大きく騒ぎ出した。
いつもなら、「これこそ腐ったジャーナリズムの典型」として非難したいところだけど、その相手が腐ったメディアの代表格であるフジテレビであったことから、結果的にはフジテレビの崩壊という大きな動きにつながっていることは、ある意味いいことだと思う。
いずれにしても、ネットでの言説をそのまま信じてはいけないなあ、と改めて思ったわけです。
どこが変わったのかと言うと、当初の記事では「被害者である渡辺渚アナウンサー(記事では、もちろんXさんになっている)は、先輩(上司?)である中島プロデューサー(これも、もちろんAプロデューサーになっている)から誘われて中居との飲み会に参加する予定だったけど、直前になって中島たちがドタキャンしたので、中居と渡辺二人だけの飲み会になってしまった」というもので、しかも場所はホテルかどこかの宴会場、という内容になっていた。
それが、修正版では「渡辺を飲み会に誘ったのは中居であって、中島プロデューサーは関与していない。しかも、場所は中居の自宅であってホテルではない。しかも、中居からは『本日は大雨なので、他の二人は断ってきた。あなたと二人だけになるけどいいか?』という打診があったのだけど、渡辺はそれが中島プロデューサー主催の飲み会の延長だと判断して参加することにした」と変わっていた、ということらしい。
これを、一部には「大問題だ!」と大騒ぎしている人たちもいるようだけど、確かに問題となった飲み会に、問題児として挙げられていた中島プロデューサーが関与していなかったのだとすると、問題が根底から覆る可能性だってある。
ところが、先にフジテレビの記者会見の時に解説していたとして取り上げたアディーレ法律事務所の石丸弁護士が面白い解釈をしていた。
<石丸弁護士の解釈>
本来であれば、中島プロデューサーとしては、件の中居騒動についてはまったく関与していないのだから、名誉棄損として訴えてもおかしくないことである。
ところが、そのような動きはまったくないし、フジテレビとしても「中居騒動には関与していない」というコメントを出したものの、文春砲に対して厳しい態度を取ってはいない。
つまり、文春としては、中島プロデューサーが今回の中居騒動には関与していないけれど、同様のことは何度もやっているという証拠をすでに持っているのではないか。
だけど、そのまま記事にしたのでは、中居本人に対してはともかく、フジテレビに対してはたいしたインパクトがない。
これをフジテレビの根本的な問題として大きく取り上げるために、あえてそのような記事にしたのではないか、というものである。
ネットなどでは、「文春は、しらっと記事を訂正している」などと批判的な声が多かったのだけど、そもそも第一報が報じられたのは年末拡大号であり、その訂正版は年明けの第一号にて謝罪とともに掲載された。
つまり、大半のジャーナリストは、訂正したという事実を当然知っていたはずである。
にもかかわらず、1月27日の記者会見(一回目の記者会見が行われた後、猛批判を浴びたために、再度開催したもの)では、10時間もの長時間であったにもかかわらず、その点について指摘した人は誰もいなかった。
なかなか面白い解釈だと思う。
つまり、文春は意図的に誤報を記事にすることで騒ぎを起こし、それを確認した上で、年始にしらっと訂正したというわけである。
もちろん、フジテレビとしても、仮に訴訟を起こしたとしても、それ以外の問題が続々と出てきそうなので、あまり騒ぎを大きくしたくないだろう、と読んでいたのだろうと思う。
もちろん、ジャーナリストたちとの出来レースではないと思う。
バカなジャーナリストは、その意図さえ理解できないだろうし、下手をしたら自分たち(文春側)にも向かってくる危険性はあることもわかった上で、あえてそうしたのだろうと思うが、大半のジャーナリストは、文春の意図通り(?)フジテレビ内部の問題として大きく騒ぎ出した。
いつもなら、「これこそ腐ったジャーナリズムの典型」として非難したいところだけど、その相手が腐ったメディアの代表格であるフジテレビであったことから、結果的にはフジテレビの崩壊という大きな動きにつながっていることは、ある意味いいことだと思う。
いずれにしても、ネットでの言説をそのまま信じてはいけないなあ、と改めて思ったわけです。
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