はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

だから、何なの?

2005-08-11 | 日記
インターネットの自殺サイトを利用した連続殺人事件を起こしたキチガイ・前上博の続報。

取調べの中で『快楽殺人をテーマにした江戸川乱歩の小説を中学生のころに何冊も読み、影響を受けた』と供述していたのだそうな。

さあ、どうするマスコミ。

急いで江戸川乱歩の作品を、書店から排除するよう呼びかけろよ。
放っておくと、そのうち「怪人二十面相」を真似するヤツや、中には「人間椅子」になろうとするバカまで出てくるぞ。

どうせなら、横溝正史も排除した方がいいな。
この人の作品は、猟奇的なものが多いから、真似されたら大変だ。

それと、奇想天外なトリックを使う島田荘司も排除した方がいいぞ。
それから、時刻トリックを使う推理作家の作品も、この際排除しよう。
もちろん、外国の推理小説もいろんなのがあるぞ。

うわ~っ、もうほとんどすべての推理小説を排除しないとダメだ。
でも、赤川次郎は作品数が多い割に、トリックはたいしたことないから大丈夫か?

いやはや、ホントにバカだね、マスコミって。

自殺サイトの件もそうだけど、こいつらは「自殺サイトを見たから自殺したくなった」のではなくて、自殺願望があったからそういうサイトを見ているだけ。

同様に、「江戸川乱歩の作品を読んだから、快楽殺人をしてみたくなった」のではなくて、もともとそういうキチガイの傾向があったから、その手の作品を読んだだけ。

私も、昔は推理小説をたくさん読んだけど、いちいち影響なんかされない。
記事では『乱歩の研究者らによると、乱歩には、前上容疑者が4年前に起こした傷害事件の手口と同様、女性の口に薬物をしみ込ませた布を押し付けるシーンが登場する作品もあるという』などと書いてある。

だから何なんだ。
『女性の口に薬物をしみ込ませた布を押し付けるシーン』って、江戸川乱歩の作品だけに出てくるオリジナルか。
こんなことをいちいち取り上げて、いったい何をしたいのかね。

マスコミが、ネットを目の敵にしているというのは知っている。
だから、何だかんだと屁理屈をこねて「ネットはくだらない」とか「2チャンネルはデタラメ」などと潰しにかかっているのだろうが、小説にまで波及するようになったら、いずれ自分たちの首を絞めることになるんじゃないのかね。

「マスコミの報道を見て、真似してみたくなった」って言うヤツが出てきたらどうするの?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画評86 ~ アイランド | トップ | 嫌韓流 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事