老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

高校野球

2015-08-07 11:35:57 | 俳句


  足は治ったが 姫は暑さのせいで、食欲がない。抱き上げると、300グラムは体重が減ってると思われる。
この座りかたの、前足の仕草がいつも可愛いと思う。両足を揃えて、指を折り込んでいる。いわゆる 香箱すわりか。難しいそうな顔をし、朝から何にも食べていない。



 今日から高校野球が始まった。
若い時から自分の体が思うように動かなかったから、スポーツは苦手だ。高校野球は、地元の応援はテレビを観ながらやる程度。勝敗は気にかかるので新聞を読む。
今年は地元の街の高校が、甲子園に出場している。毎日 街の有線放送が、応援団を募っている。車を何台か手配し、甲子園まで行くらしい。2時間もあれば、充分に着く。元気な人はどんどん応援に行って。
そりゃあ、私だって勝ってほしいに決まっている。
 


   ☆   脚冷えて立ちて見ている孤児の野球   鈴木六林男

   ☆   囀や島の少年野球団   下川冨士子

   ☆   菜の花や渡しに近き草野球   三好達治


 この句、あの詩人の 三好達治 の俳句だ。
好きな詩を思い出した。

       したたり止まぬ日のひかり
       うつうつまはる水ぐるま
       あおぞらに
       越後の山も見ゆるぞ
       さびしいぞ
       一日いちにちもの言わず
       野にいでてあゆめば
       菜種のはなは波をつくりて
       いまははや
       しんにさびしいぞ


 俳句馬鹿に鬱々としている自分の昨今。
こんな詩集をいつも小脇の抱えていた、乙女チックだった頃に帰りたい。帰りたい。

     雲の湧けり蓮田に隣なる野球場   オソマツ      

            


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする