☆ 百日紅ややちりがての小町寺 蕪村
☆ 老いゆくを罪と思はず百日紅 横山白虹
買物の途中、長尾寺に参拝。(四国八十八ケ所のうち第八十七番札所)
お盆で、もう皆さんすでにお参りを済ませた後か、境内に参拝者は数人しか見えない。
お参りをしながら、亡くなった身内の名前を心の中で数える。今年、また一人 夫の従兄の奥さまが亡くなった。癌を患い、まだまだ若く 長生きをして欲しかった。
だんだんと身辺から、人が消えてゆく現実。淋しいことだ。
境内に、さるすべりの花が咲いていた。
さるすべりの花の想い出は、中学校の校門の横に、この木があったこと。
一学期の終業式の頃は未だ咲いていない。二学期の始業式には、もう散っていた。
夏休み、登校日の時とか、夏休み中のクラブ活動の時しか、目にすることが出来なかった。
私から見ると、密かに咲いて、密かに散る花の記憶が強かった。
花びらの先がレースのように縮れて固まり、鞠の房のような花は、華やかで美しい。遠くから見ても、近くに寄っても、すぐ目に飛び込んでくる。暑さに耐えている花。少し元気をもらえる花なのだ。
昨日のしりとり俳句
🐞 飛鳥Ⅱ降りて踊りの輪の中へ 踊り を繋ぐ
🐞 メタセコイアに秋の初風真っ直ぐに 初風 を繋ぐ
🐞 みせばやや島の霊場切岸に みせばや を繋ぐ
律の風秘密を隠しある小箱 箱 を繋ぐ
🐞 鹿啼けり遠く野を焼く煙たつ 煙 を繋ぐ
季語が弱いが、しり取り俳句でしか浮かばないこともあるから、楽しまなくっちゃ。