老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

藍染め  ブラウスとベスト

2015-08-20 11:22:15 | 俳句

     ☆   八月や空に峠のあるごとく    長谷川櫂




涼しくなった。
窓を開けて寝ていると、肌寒くなり、床から起きて、窓を閉める。午前2時か3時。ラジオ深夜便をかけっぱなしにしているから、良い音楽がかかっているとそのまま4時くらいまで聞き、二度寝することになる。



藍染家で買った、端切れで作った、ベストとブラウス。
どちらも端切れだから、ひろげた生地から、何を作るか思い煩う。
好きな布だから、無駄にしたくない。
太い縞の生地は、縦に裁つと ベスト しか取れない。しっかりと張りのある木綿を染めている。
これから少し肌寒い日、ブラウスの上にはおれる。大切に大切に着まわしている。



ブラウスもベストと同時に端切れの山の中から見つけた。
真っ直ぐな、布ではない。断ち残った布の余りだ。上手に型紙を置いて、やっとブラウスにすることが出来た。ポケットに丸みをつけたのも、こんな風にしか、取れなっかたのだ。
綺麗な生地、何メートルと、求めたい。しかし、藍染家も、出荷するのが本筋がから、なかなか店には出していない。
掘り出し物を見つけるのも楽しみだし、余った布をパッチワークにちくちくと繋ぐのも、更なる楽しみだ。
このブラウス、大切に大切に今年も着た。色は褪せるどころか、作った頃と少しも変化していない。
着るものが沢山ありすぎて、着る機会が少ないから、いつまでも綺麗なのだ。
この柄が好き、沢山持っている中で一番好き。であるから、大切に扱っている。


    しりとり俳句から生まれた句
       砧打つ音婆さまのつつがなく
       星月夜吾に赤い血ながれをり
       とんぼの目やう白粉花の種なりぬ

            




コメント
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