老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

秋のドライブに

2015-09-13 19:22:38 | 俳句


ドライブをする時、夫は暑がりなので、冷房を利かす。
私は寒がりなので、とても堪らない。
膝かけを作った。
フレアーのスカートを長方形に剥ぎ合わせた。
本当にリメイク中のリメイク。
好きだったレリアンの愛用したスカートだったから、捨てるには忍びなかった。
アップリケをして、出来上がり。自動車の中で冷房が効き過ぎても、しっかりと用を足す。
庶民生活の知恵だ。




      秋出水神さまゐるのかゐないのか
      颱風禍大和まほろばずたずたに
      山も野もでんぐり返す野分かな
      
      小鳥来る煙出てゐるログハウス
      曲水の庭ある古刹小鳥来る
 
      草の香や後ろに誰かをりさうな
      地虫鳴く話のつぎ穂みあたらぬ
      無花果や捨てたきものに気の病

      児童館ひとり残る子金木犀
      鳩吹くや地図から消える小学校
      秋遍路人形焼きを買ふてをり
      笑み絶えぬマネキン人形秋うらら

      すいすいと蜻蛉に道のあるのかな
      ねこじゃらしなんぞ横目の猫なりぬ
      うとうととうとと足湯や赤とんぼ
      鉦叩未来ゆき出る銀河駅

 しりとり俳句 から生んだ。
捨てるには惜しいし、投句するほどでもない句。一句一章の句が出来ぬ。季語なんてサーキットの車のように走る。動いて跳んで。
オソマツでした。

今日は「秋暑し」

      秋暑し子らのゲームに駆り出され       


      
コメント
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