☆ 秋岳ののび極まりてとどまれり 飯田龍太

例句 を読んでいると、スケールの大きい句。比喩のおもしろい句。日常生活の中からの呻吟。楽しい句が沢山ならんでいる。龍太はさすが、山の人。良く見て、良く呑み込んで、立派な句だ。
縦 60~70センチ。横50センチくらいの大きさ。
縦にすると 山 のタペストリー。横にすると 魚 に見えるタペストリーだ。
秋の山のように粧った山とは言いがたいが、しっくりと、落ち着いた色あいの、タペストリーだ。

絹地の布で作ったから、あまりスッテッチは、皺がよるから、かけないほうがいい。最小限にした。重ねた 表と綿と裏 が動かない程度だ。
横にすると、魚。目に金色のボタンを付ける。

☆ 木の洞に男を祀る芒種かな 藤田あけ烏
しりとり俳句をしていたら 樹胎仏 が詠まれていた。
私、樹胎仏 はまだ一度も見たことがない。
調べると、有難い、仏さまの姿を見ることができた。
あけ烏先生の句が咄嗟に浮かんだ。木の洞で仏さまが、鎮座しておられる句だ。仏さまでも、あけ烏先生のは、男の仏。男らしい先生と 芒種 の季語がしっくりとおさまって、ユーモアを感じる句だ。
🍇 山寺や紅葉明かりに樹胎仏 みどり
🍇 薄紅葉樹胎仏まで階高し ミーコ
🍇 こぬれ吹く風さはやかや樹胎仏 むめこ
三人のしりとり俳句だ。秋の季語をそれぞれよく纏めあげたと思う。