姫 が 殿 の小屋を覗く いつも一緒にいた
?
姫はベランダに出ると、いつも 亡くなってもそのままにしている 殿 の犬小屋を覗きに行く。
殿 が生きていた時は、猫と犬だが、なんとなく仲が良かったと思う。
姫 は自分の思いどうりに物事がはこばないと、いわゆるストレスがあれば 殿 に八つ当たりをしていた。
いきなり 殿 の尻尾にかみついたり、ぽーっと、している 殿 の前にゆき、猫パンチをくらわす。殿 が(*_*; して、追いかけると、さーっと部屋に逃げ込む。
殿は、時には怒って逃げる 姫 を追いかけるが、部屋に逃げ込まれては、なすすべも無い。
殿 と私が散歩に出かけると、姫 は外の階段で、帰るまで待っていた。
殿が亡くなって、一年はとっくに過ぎたが、早期に癌だってことに気が付かなかったことを今でも悔やむ。痛かっただろうか、苦しかっただろうなと。
姫 は今でも、殿 の匂いが、残っているのか、小屋を覗きこんだり、見えないと思うと、小屋の中べ寝ていることもある。
殿 の死が理解できぬ、姫 なのだ。
初秋の湖畔を走る白馬かな R
青馬の御幣を飾る神の秋 M
朝駆けの神馬お山は薄紅葉 O
馬のしり取りでこの句が続く
酒の宴鬼女微笑みて紅葉狩 M
秋興や誰が持ち来し鬼女の面 O
新走り天狗の面を飾る店 R
山粧ふ烏天狗が息吹けば O
懐の深きか風なり秋の山 P
鬼女→面→天狗→山 に しり取り
たかがしりとり俳句されどしりとり俳句、あなどれない。