
友人から電話。
古い俳句仲間。
話が弾んで30分近く話をする。
何回か賞をもらい、句集も出している。
💐 杏落つ風あるときも無きときも 久子
印象に残っている、電話で話をしていてふっと浮かんでくる彼女の句である。
昔、ある結社に属している時に、句会を立ち上げた。
その時私が付けた句会の名前が25年も経て今だに続いているという。
その頃はそれなりに楽しかった。
「俳句は、海にうかんだ氷のような。。。」
と話をしている時にこんなことを彼女が言った。
彼女が、先生に質問をしたそうだ。
「先生、どうして先生の句は、切れた部分で飛躍をするのですか」
「飛躍をしても、どこかで、見えぬところで繋がっています」
と答えがかえってきたそうだ。
「同じ事よね」
「1+1= 無限大だから」
「ああそれも先生が言っていた。俳句は答えが出ない、、、て」
なんだ、なんだ、、、、、、。
☆ 遠山の本降りとなる桜鯛 梅子
☆ 茎立や県をわかつ潮けむり 梅子
すぐに口から出てくる昔学んでいた時の先生の句。
良い句には違いがないけれど、今の私が進んでいる道の句とは大く違う。
俳句の根は同じであるが道が岐れてしまうと、このような句は作れなくなった。
🌌 碧落の野外劇場風死せり
5才の子供が読んで理解できる句ではない。
姫 が電話の話が長いものだから、退屈をして、ちょっかいをしてくる。
今年になって初めての雨。
窓の外を見てゐたけれど身体を持て余しているようだ。
💌 焼き餅の焦げゐる匂ひ外は雨