
年賀の挨拶がわりに電話がある。
いつものように 俳句 談義となる。
今日のお相手はもう八十才になったと言う。
句歴、三十年。
俳句作りが楽しくて、楽しくてと、、、
「あなたが俳句に誘ってくれて、いつもいつもそのことを思い出す」
と電話のたびに言ってくれる。人さまのお役に立っていて、感謝されるとお尻の辺りがもぞもぞと、、。家の中でも旅の途中でも、頭から俳句が離れない!私と同じだ。
旅先で投句箱を見付ると、投句をやるなどと、俳句症候群も良く似ている。
💐 黄蝶きて色を残してとびたれり 信子
最近詠んだ句。
結社の大会で、主宰の特選を貰ったと喜んでいた。この句に関しては、さすがと手放しで良い句と拍手をおくった。
他にも良い句を聞かせてもらった。
偉い。俳句から目を離さず寄道をせす、着実に実績を積んでいる。
さてそれからの話。
プレバトの、いつきさんから、テレビを観て学んでいると言う。
私は最近はほとんど、この番組は観ない。
昨夜は本当に久ぶりで観た。
俳句以前、箸にも棒にもかからないタレントの句を、いつきさんの手腕で、どのように推敲をするのかがこの番組の売りである。
お笑い + α
と私は正直に思っている。
全国のこの番組の ファン に水をさす気は無い。
黄蝶のような素晴らしい句を作る人が、今さら何を?
いつきさん自信は良い句を作る。
俳句人口を増やした俳句界への貢献度は、いかに我が師が立派と云えいつきさんには叶わない。
だけれど、プレバトが俳句の全てではない。
そんなこんなを話題に又もや長電話となった。
だけど淋しいことが。
昔の仲間は誰も 私の師の名前も句誌の名も知らない。
砂を噛むようなわびしさだ。
今日行った、銀行の窓口にこのような旗が。
この銀行は高知に本店がある。
エレベーターを降りると等身大の坂本龍馬だ出迎えてくれる。