老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  ぼけます小唄

2019-10-13 10:16:57 | 俳句

        

 

(ぼけます小唄)

夫がもらってきた、御座敷小唄の替え歌。

面白い。  ( 何もしないで ボンヤリと テレビばかりを見ていると 暢気なようでも 歳をとる いつか知らずに ボケまする、、、、、)   えんえんと五番まである。上手に作っていて思わず笑いながら口ずさんだ。まことに、(仲間いないで お酒旅行も嫌い 、、、、)

 

俳句を始めた頃。何十年も昔。俳句には興味などなかった。夫の知り合いの神社の神主さんから月に一度電話がかかてくる。

「ご主人はお帰りですか?今晩は句会をやっていますからおこし下さい。

一年は続いただろうか?よくまあ、何度も何度も誘ってくださったものだ。

夫から、あんた僕の代わりに行ってくれんか?とお鉢が回ってきた。

しかたなしに、お付き合いだ、夫の顔をたてようか?と思い出席したのが私の俳句の始まり。

 

そこでの会話から想い出した事が。

神主さんの友人で、その頃、住んでいた街の名士の事。退屈するといつも遊びに来る。神主さんが

「何か趣味に興ずれば、、、退屈まぎれになるよ。 俳句は、、、、ウムー 神社の境内でやっているゲートボールをしたら? ウムー、、、」

彼は、ほんとうにその街では誰も知らない人はいない人。幼稚園の園長は娘にゆずる。近隣に聞こえた製紙会社は廃業をして、ホテル経営に、、、。一線を退いて、何もやる事がなくなり退屈をかこっている。神主さん曰く!お金もあり名声もあり、さて困った。老後の過ごし方。俳句も南画も茶道も、、、神主さんの元には教えを乞う人が集まってくるが、名士は、おしゃべりくらい。

句会の後、神社の裏手で実った柘榴をお茶請けにしての話。

 

     

 

いちぢくの時も、神社のお祭りのお下りの銘菓や、出入りの人のお土産が句会の机の上にはいつも山のように置かれていた。 ああ懐かしい。

名士はボケタ?ボケなかった?

 

他人さまの事など言ってはいられぬ。私にもボケ症状が、、、ありまする!あ恐い、さあどうしょう?

つまらぬブログを日記代わりに進行を少しでも遅らせたいものだ。

 

      🍎    夏籠ゐたと口々久に会ふ

 

 

 

 

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