柘榴を見ていると、バックパッカーが四人通りかかった。
最近は日本人にもまして外国のパッカー?遍路がよく通る。
「オオー」と言って先頭の人が立ち止まると、みな柘榴を見上げている。
「私の家の柘榴だと、ちぎって差し上げれるのですけれど」とお接待の心がわいてきた。
「ええ、ありがとううございます」と短い会話をして別れた。
柘榴は原産はペルシャ地方で、シルクロードを通って平安時代に薬として日本へ入ってきたそうだ。
実柘榴や抜けた乳歯を屋根に投げ
柘榴の実一つこぼして又こぼす
パッカーの恋し柘榴の実る家
かき鳴らす竪琴柘榴の実る丘
柘榴酸っぱその一粒のいとほしく
昼食も終わった。これからお裁縫を、、、布地が二~三枚、目の前に。