ハナネコノメと同じユキノシタ科ネコノメソウ属の「ヤマネコノメソウ」と「ヨゴレネコノメ」も沢沿いで見ることができました。
湿気のある林下、湿った石垣の間などに生える多年草です。
花茎は10~20cmで、先端に花弁のない緑色の花を開きます。ガク片は黄緑色で、基部は黄色を帯びます。
同じく水辺などに生えるネコノメソウは、ガク片と花のまわりの苞葉が黄色ですので、見分けることができます。
「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」
ホコリでも付いているのか…と思わせる葉の色からか、“汚れ”という名がついてしまったのでしょうか。。
でも、その名のお陰(?)で、一度聞いたら忘れずにいてもらえます。
画像のはまだガク片は閉じた状態ですが、雄しべは4個、葯は暗紅色です。
花の周りの苞葉の淡黄色と、葉のこげ茶色、そして暗紅色の葯とのコントラストがとても美しく、ハナネコノメと共に人気があります。
( 2012年3月25日撮影 裏高尾 )