先日の裏高尾での画像の整理がつきましたので、何日かに分けてご紹介したいと思います。
まずは…ハナネコノメを。。
ユキノシタ科ネコノメソウ属
林縁や沢沿いの湿ったところに群生をする多年草です。
近畿以西、四国、九州に分布をするシロバナネコノメソウの変種だそうです。
葉は丸みを帯びた扇型で、先のほうに3~7個の鈍鋸歯があります。
5~10cmの花茎を出し、先端に2~3個の花をまばらに咲かせます。
花弁は無く、4個のガク片が花弁に見えます。その白いガク片と暗紅紫色(私には赤に見えましたが…)の葯(やく)とのコントラストが美しく、一目でファンになりました。
咲いている所はすぐ下に沢があり、上からも水が染み出しているような場所です。
右の写真の中の右下にヨゴレネコノメが写っています。ハナネコノメがいかに小さくて愛らしい花なのかわかっていただけると思います。
裏高尾では毎年様々な山野草が踏まれたりなどして姿を消しているそうです。
2年前に見られたヤマエンゴサクも、その同じ場所では見ることができなくなっていましたし、先日行ったときも、咲いている花に気をとられて入ったためでしょう、これから咲く花の株が踏みつけられているのを目にしました。
いつまでも可憐で愛らしい花たちの咲く場所であるように、ひとりひとりがマナーを守っていかないといけませんね。
( 2012年3月25日撮影 裏高尾 )
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