Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

水の事故

2006-04-10 | 想い・雑感
 病を得て死を迎える、というのが普通の流れであるが、事故の場合は突然死がやってくる。特に子供の事故死は、これからという時にいきなりだから、なんともやりきれない。残された親は断腸の想いであろう。

 小児科に、プールで溺れた子供が運ばれてきた。スイミングスクールに行っていて、気がついたときにはプールに浮いていたとのこと。救急搬送時には心肺停止状態。小児科医のがんばりで、心拍は再開し、人工呼吸器が装着された。

 心肺停止状態が10分はあったと聞いたので、回復は難しいかもしれないが、何とか元に戻ってくれと願わずにはいられない。元気な子に育ってくれとスクールに送り出したであろう親は、気持ちのもって行き場がないであろう。

 普段、子供を送り出すときに、親は事故のことなど考えもしないだろう。しかし、ほんとうに何が起こるかわからないのが世の常。せめて、家族や職場、近所の方との挨拶くらいは、笑顔でかわしたい。