Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

2006-04-19 | 想い・雑感
 井上陽水や吉田拓郎、チューリップにシューベルト。
 フォークソングやニューミュージックと言われるものが盛んになってきた頃に中学生をしていた世代なので、ギターの簡単なコードを押さえたり、アルペジオを奏でたりくらいは少しだけできる。

 ギターなどの弦楽器は、使用しないときは弦を弛めておくのが基本らしいが、ついつい弾きっぱなしになってしまう。しばらく時が過ぎ、ちょっと弾いてみようというときには音階が下がっているので、また少し弦を強く張る。これを繰り返しているうちに、弦は次第に引き延ばされ、ある日限界を迎えバチンと切れてしまう。

 人の心も緊張ばかりでは、ある日切れてしまう。緊張していると気づかないうちに疲れ果てることも多いから怖い。

 私の好きだった落語家の桂枝雀さんがよく、「緊張の中に緩和があり、ひょっと弛むところに笑いがある。」というようなことをいっていた。自分を鏡に映してみて、いつも眉間にしわを寄せているようなら、笑いを生活の中にぜひ取り入れてもらいたい。笑ったときには、ほぼ間違いなく心が弛んでいますから。

天気は?

2006-04-19 | 想い・雑感
 「今日の天気は?」と聞かれて、反射的に新聞の天気欄を見たり、テレビを点けたりする自分に気が付いた。いつの間に空を見上げなくなったのだろうか。そういえば夕焼けや朝焼け、雲の変化、星の瞬き、月の満ち欠けなどなど、滅多に見なくなった。少し視線を上げれば、いつもそこにある空という自然。やはりそんな自然と遊離した生活になっているのだろう。

 久しぶりに空を見上げた。黄砂のことや浮遊しているかもしれない化学物質などのことは忘れ、ただ澄み渡る青空を見上げた。少しの間だが、心が満たされ、体全体がいやされるような感覚につつまれた。

 地上に目を落とすと、ほぼ花びらを落とした桜たち。でも近くの山を見ると、頂上近くで恐らく満開となっている桜たちがいる。春が山頂目指して駆け上がっているようだ。

 人の体も自然そのもの。自然を見つめないと言うことは、人も見つめていないと言うことになるのかもしれない。