Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

急変時の対応

2006-04-28 | 医療・病気・いのち
 癌を患われたご家族の最後を、自宅で送ってあげたいと考える場合、心の準備として必要なことがあります。

 急変時の対応です。
 
 どこの癌か、どのような広がりか、どこに転移しているかなどその状況により、どのような形で急に状態が変化するかは変わりますが、全体として多い原因は、出血と呼吸状態の悪化です。どのようなことが起こりうるかは、主治医に確認しておく必要がありますが、思わぬ事態が起こることもあるので、心の準備はしっかりしておく必要があります。

 また急変時にどのような対応をしてもらえるかも、病院や医院に確認しておく必要があります。病院は満床であれば入院受け入れができません。その時往診してくれる医師をできれば確保したいところです。

 しかし、とにかく自宅で見送りたいと思われるなら、急に状態が変化することが有りうることを理解すると共に、覚悟をきめることだと思います。救急車を呼んだり、入院手続きをしたりとばたばたしているうちにも、時間は過ぎていきます。そこの時間をしっかり見送ってあげるというのも一つの選択肢でしょうから。