「荼毘に付す」という言い回しは、野原のような所にくみ上げた木の中に遺体を置いて火葬するというイメージが私にはある。昔の人は、燃え上がる炎、それに天高く舞い上がる煙を見上げ、亡くなった方がまさに昇天していくことを実感したのではないだろうか。
現代ではほとんどの場合、火葬場で遺体が焼かれる。火葬場によって違うのかもしれないが、私の知る火葬場は、全く煙が上がらない。出た煙をもう一度焼いたりしているのかもしれないが、骨以外は完全に焼き尽くされている感じがして、天に昇っていくという感じがしない。
煙が出れば良いというものでもないだろうが、何か単なる物体(他人にとってはそうなのかもしれないが…)を処理しているような感じがしないでもない。
現代ではほとんどの場合、火葬場で遺体が焼かれる。火葬場によって違うのかもしれないが、私の知る火葬場は、全く煙が上がらない。出た煙をもう一度焼いたりしているのかもしれないが、骨以外は完全に焼き尽くされている感じがして、天に昇っていくという感じがしない。
煙が出れば良いというものでもないだろうが、何か単なる物体(他人にとってはそうなのかもしれないが…)を処理しているような感じがしないでもない。