病院にはたいてい霊安室なるものがある。
病院で人が亡くなると、まずは点滴をはずしたり、管が入っていればそれを取ったりということを、病室で行う。ペースメーカーなどが入っている人は、それを取り出しておかないと、火葬の際に爆発する。
さらに、寝間着や下着を新しいものに着替えさせたり、指を組ませたり、口を閉じた状態にしたり、薄化粧を施したりする。
その後、遺体が引き取られるまでの間、一時的に遺体を安置しておくのが霊安室である。ご家族の方に、焼香してもらい、主治医やその時の担当看護師も焼香をさせていただく場合が多い。
先日、その霊安室にご遺体を安置していたところ、亡くなった方の身内のお坊さんがいきなりお経を上げだした。霊安室でお経をあげるなどと言うのは私に取っては初めての経験だったので一瞬おどろいた。
しかし考えてみれば、臨終勤行(枕教)は亡くなる方の枕元で、その方をそれまで見守ってくれた阿弥陀如来に感謝を捧げるという意味があるということなので、霊安室でお経をあげるのも自然なことなのかもしれない。
病院で人が亡くなると、まずは点滴をはずしたり、管が入っていればそれを取ったりということを、病室で行う。ペースメーカーなどが入っている人は、それを取り出しておかないと、火葬の際に爆発する。
さらに、寝間着や下着を新しいものに着替えさせたり、指を組ませたり、口を閉じた状態にしたり、薄化粧を施したりする。
その後、遺体が引き取られるまでの間、一時的に遺体を安置しておくのが霊安室である。ご家族の方に、焼香してもらい、主治医やその時の担当看護師も焼香をさせていただく場合が多い。
先日、その霊安室にご遺体を安置していたところ、亡くなった方の身内のお坊さんがいきなりお経を上げだした。霊安室でお経をあげるなどと言うのは私に取っては初めての経験だったので一瞬おどろいた。
しかし考えてみれば、臨終勤行(枕教)は亡くなる方の枕元で、その方をそれまで見守ってくれた阿弥陀如来に感謝を捧げるという意味があるということなので、霊安室でお経をあげるのも自然なことなのかもしれない。