Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

悪い事実を知るとき

2007-06-12 | 医療・病気・いのち
多くの方に悪性疾患であることをお伝えしてきた
他院から紹介されてきた方の多くは
まだきちっとした説明を受けておられないので
外来から入院にかけて
少しずつお話をしていくこととなる

もちろんそれは本人が告知を希望されている場合なのですが
お話をするうちに
表情が硬くなったり
発言が少なくなったりなどという変化があれば
あまりそれ以上は話さず
次回に持ち越すようにしている

ところが先日
細胞の検査で一部悪い細胞があるようです
というお話を始めたところ
急に大きなあくびをされる方がおられた
注意しながらもう少しお話を進めると
さらに大きなあくび そして冷や汗が出てき始めた

すぐに車椅子を持ってきてもらい
ベッドに横になっていただき
点滴を行った

血圧は70台まで下がっていた

1時間ほどですっかり元気になられたが
後でお聞きすると
頭の中が真っ白になって
何もわからなくなったとのこと

今まで以上に説明の時には
気を付けないといけないなと思った次第です