Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

機微

2007-06-21 | 医療・病気・いのち
様々な経験を積み
いろいろと感じ
置かれた状況が変わり
年齢を積み重ねていく

そんな中で人生の機微というものを
徐々に理解できるようになってくる

若い頃は
黒白はっきりさせたがり
何とか病気を治そうとばかり考える

人との間の微妙な間合いややりとりを楽しめるようになり
押したり引いたり 時には休んだりしながら
患者さんと息を合わせて治療を進めていく
という力の抜けた温かい医療を提供できる頃には
自分が送られる立場になるのかな

デリケート

2007-06-21 | 想い・雑感
delicateという単語はデリケートとして日常的に使いますね
繊細な との訳がつけられることが多いと思います
そして人に対してデリケートという言葉が使われる場合
傷付きやすい ということと
ほぼ同義に使われているように思います

私だって傷付くことはありますが
傷付くときというのは
気持ちが自分に向かっていることが多いように思います
あるいは自分を守る体制に入っているとも言えるかも知れません

それは必要なことかもしれませんが
度が過ぎると
単に自己愛が強すぎるということに
なってしまうのかもしれません

「デリカシーがない!」
と人を非難する人は
自分に対してもっと丁寧で 
         やさしく 
         親切であること
を求めているのでしょうが
非難している相手に対するデリカシーがあるとは限りませんね
デリカシーが自分に向かうのと相手に向かうのでは
当然ベクトルの向きが違うのだから致し方無いのでしょう

程度問題でしょうが
デリケートであることが良いことなのか悪いことなのか
その時々で微妙な所ですね

ちなみにdelicateには微妙なという意味もあるようですが