子供の頃
夏の渇水のために断水になることは
それほど珍しいことではなかった
現在に比べ
水源の確保自体が不十分だったのだろう
断水になると
給水車がやってきて
私たち子供も
親とともにバケツを持って
水をもらいに行ったものだ
給水車からバケツへ注がれる
透明できれいな水を見て
嬉しくなった記憶がある
断水の終わりが告げられると
予定時間をまって
水道の蛇口をひねってみる
からからと渇いた音を立てながらも
遠くから水が近づき
空気混じりの茶色の水が
ごほごほと流れ出す
しばらくして
ようやく透明な水道水となる
そして
日常に戻る
夏の渇水のために断水になることは
それほど珍しいことではなかった
現在に比べ
水源の確保自体が不十分だったのだろう
断水になると
給水車がやってきて
私たち子供も
親とともにバケツを持って
水をもらいに行ったものだ
給水車からバケツへ注がれる
透明できれいな水を見て
嬉しくなった記憶がある
断水の終わりが告げられると
予定時間をまって
水道の蛇口をひねってみる
からからと渇いた音を立てながらも
遠くから水が近づき
空気混じりの茶色の水が
ごほごほと流れ出す
しばらくして
ようやく透明な水道水となる
そして
日常に戻る