Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

輸血 2

2007-06-24 | 医療・病気・いのち
親拒んでも15歳未満輸血、信仰より救命優先…学会指針案(読売新聞) - goo ニュース


医療現場ではなかなか杓子定規に行かない事項が山のようにある。
そしてそれらへの対応は現場任せである。
にもかかわらず、問題が起きれば、医療現場当事者の問題として取り上げられる。
エホバ信者に対する輸血問題もなかなか難しい。
しかし、この学会の方針は、良識ある決定であると思う。
さて、司法はどう判断するだろうか。

スタンダード

2007-06-24 | 医療・病気・いのち
グローバル・スタンダード  世界標準
という言葉をよく耳にするようになって
5年くらい経つだろうか
世界がどこまでを指すのかワカラナイず
曖昧な言葉と思うのでどうも好きになれない

以前テレビ番組の中で
医師が化学療法を患者さんに勧める場面が出ていた
説明の最後に医師は自信に満ちた顔で
「これが現在のグローバル・スタンダードです。」  と語った

違和感を感じた

薬の効き方は
個人個人の体質や人種間の体質の違いによって異なる場合がある
テレビに出ていた医師は当然使用に当たっては
その個人に合わせて処方をしていくと信じるし
編集後の映像に詳しい説明内容が出てきたわけではないので
批判は出来ないが
グローバル・スタンダードだから
目の前の患者さんにその抗癌剤治療がつかえると限らない
また効くとも限らないということは大切なことだ

マニュアル人間は
スタンダードにも盲従する可能性が高い
スタンダードを知った上で
個にあった治療を模索していく必要性を
もっと強調した方が良いと思う
患者さんの体が標準とは限らないのだから